Toyota Prius (2017 year). Manual japanese - part 32

 

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Toyota Prius (2017 year). Manual japanese - part 32

 

 

495

7-2. 緊急時の対処法

7

万一の場合には

「4WD 高負荷 走行を控えてください 2WD 走行に切替わります」または「4WD

システム高温 2WD 走行に切替わりました」が表示されたとき(4WD 車)

負荷の高い走行状況が続いたときに、メッセージが表示される場合があります。

対処方法:→ P. 359

「駆動用電池の冷却部品のメンテナンス必要 取扱書を確認」が表示されたとき

冷却用の吸入口/フィルターが目づまりしている、冷却用の吸入口がふさがれて
いる、またはダクトに隙間があるなどが考えられます。

吸入口が汚れている場合は、P. 434 を参考に吸入口の清掃を行ってください。

吸入口が汚れていないのにメッセージが表示されたときは、トヨタ販売店で点
検を受けてください。

「補機バッテリー(始動用)充電不足 取扱書確認ください」が表示されたとき

数秒後

に表示が消えたときは

約 15 分以上、ハイブリッドシステムが作動した状態を保持し、補機バッテ
リーを充電してください。

表示が消えないときは

「補機バッテリーがあがったときは」(→ P. 534)の手順でハイブリッドシス

テムを始動してください。

約 6 秒間表示されます。

「ハイブリッド充電量低下 

レンジ以外にすると充電されます」が表示されたと

駆動用電池の残量が低下したときにメッセージが表示されます。

シフトポジションが N では充電できないため、長時間停車するときはシフトポジ
ションを P にしてください。

「ハイブリッド充電量低下のためシステム停止 

レンジにして再始動」が表示さ

れたとき

長時間シフトポジションが N になっているため、駆動用電池の残量が低下したと
きにメッセージが表示されます。

車両を動かす場合は、ハイブリッドシステムを再始動してください。

「駐車時は

レンジに入れてください」が表示されたとき

シフトポジションが P 以外でパワースイッチを OFF にせずに運転席ドアが開い
たときにメッセージが表示されます。

駐車時は P にしてください。

496

7-2. 緊急時の対処法

レンジです  アクセルを緩めて  希望レンジに切り替えてください」が表示さ

れたとき

シフトポジションが N で、アクセルペダルを踏んだときにメッセージが表示され
ます。

アクセルペダルから足を離し、シフトポジションを D または R にしてください。

「停車時はブレーキを踏んでください」が表示されたとき

上り坂などでの停車時にアクセルペダルを踏んで車両を保持するとメッセージ
が表示される場合があります。

そのままの状態を続けるとハイブリッドシステムが過熱するおそれがあります。
アクセルペダルから足を離し、ブレーキペダルを踏んでください。

レンジに切替えました 

にする場合は  停車し

スイッチ操作」が表示さ

れたとき

走行中にPポジションスイッチを押したとき、自動的にシフトポジションがNに
切りかわり、このメッセージが表示されます。(→ P. 209)

補機バッテリーの電圧が低下しているとき、シフトポジションが不明

となり、

ハイブリッドシステムの始動時に、このメッセージが表示される場合がありま
す。その場合は、補機バッテリーの電圧を確認してください。

(補機バッテリーあがりの対処方法:→ P. 534)

シフトポジションが P の状態で補機バッテリーの電圧が低下した場合、この
メッセージが表示されても、パーキングロックにより前輪が固定されている場
合があります。

「バッテリー保護のため自動で電源を OFF しました」が表示されたとき

自動電源 OFF 機能が作動したときに表示されます。

この場合、次回のハイブリッドシステム始動時に、約 5 分間ハイブリッドシステ
ムが作動した状態を保持し、補機バッテリーを充電してください。

「前方カメラシステム一時利用不可 少々お待ちください」 または「前方カメラシス

テム 利用 不可  フロ ント ガラ ス汚 れを 取っ てく ださ い」  が 表示 され たと き

(Toyota Safety Sense P 装着車)

次のシステムが一時的もしくは対処を行うまで使用できなくなります。表示され
た画面の指示に従ってください。(→ P. 486)

PCS(プリクラッシュセーフティシステム)

LDA(レーンディパーチャーアラート)

レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)

AHB(オートマチックハイビーム)

497

7-2. 緊急時の対処法

7

万一の場合には

警告メッセージが表示され、シフトポジションを変更できなかったり、パワース
イッチを操作してOFFにしようとしてもアクセサリーモードになったりするときは

補機バッテリーが充電不足になったり、シフト制御システムが故障してしまった
りした場合、次のような現象が起こる場合があります。

シフトポジションを P に切りかえられない可能性があります。
駐車する場合は平坦な場所を選び、パーキングブレーキを確実にかけてくださ
い。

ハイブリッドシステムを始動できない可能性があります。

パワースイッチを操作して OFF にしようとしても、アクセサリーモードになる
ことがあります。
その場合は、パーキングブレーキをかけてからパワースイッチを操作すると、
OFF にすることができます。

自動 P ポジション切りかえ機能(→ P. 210)が働かない可能性があります。
パワースイッチを OFF にする前に、確実に P ポジションスイッチを押し、シ
フトポジション表示灯または P ポジションスイッチの作動表示灯で、シフトポ
ジションが P であることを必ず確認してください。

警告ブザーについて

→ P. 489

注意

「補機バッテリー(始動用)充電不足 取扱書確認ください」がひんぱんに表示さ

れるときは

補機バッテリーが劣化している可能性があります。その状態で放置しておくと、
補機バッテリーあがりを起こすおそれがあるため、トヨタ販売店で補機バッテ
リーの点検を受けてください。

「駆動用電池を点検してください」が表示されたときは

駆動用電池の点検・交換時期になったことをお知らせしています。すみやかに
トヨタ販売店で点検を受けてください。

駆動用電池の点検を受けないまま車を使用し続けると、ハイブリッドシステム
を始動することができなくなります。

万一、ハイブリッドシステムが始動できなくなったときは、ただちにトヨタ販
売店へご連絡ください。

498

7-2. 緊急時の対処法

パンクしたときは(応急用タイヤ装着車)

地面が固く平らで安全な場所に移動する

パーキングブレーキをかける

シフトポジションを P にする

ハイブリッドシステムを停止する

非常点滅灯を点滅させる(→ P. 473)

この車両には、応急用タイヤが搭載されています。パンクしたタイヤを、
備え付けの応急用タイヤと交換してください。

(タイヤについての詳しい説明は P. 443 を参照してください)

警告

タイヤがパンクしたときは

パンクしたまま走行しないでください。
短い距離でも、タイヤとホイールが修理できないほど損傷したり、思わぬ事故
につながるおそれがあり危険です。

ジャッキで車体を持ち上げる前に

499

7-2. 緊急時の対処法

7

万一の場合には

工具とジャッキ位置

ホイールナットレンチ

ジャッキハンドル

けん引フック

ジャッキ

応急用タイヤ

1
2
3

4
5

500

7-2. 緊急時の対処法

警告

ジャッキの使用について

次のことをお守りください。
ジャッキの取り扱いを誤ると、車が落下して重大な傷害におよぶか、最悪の場
合死亡につながるおそれがあります。

備え付けのジャッキは、お客様の車にしか使うことができないため、他の車に
使ったり他の車のジャッキをお客様の車に使用したりしない

車内に人を乗せたまま車を持ち上げない

ジャッキはタイヤ交換・タイヤチェーン取り付け・取りはずし以外の目的で使
用しない

ジャッキで支えられている車の下に体を入れない

車がジャッキで支えられている状態で、ハイブリッドシステムを始動したり車
を走らせない

車を持ち上げるときは、ジャッキの上または下にものを置かない

車を持ち上げるときは、タイヤ交換できる高さ以上に上げない

車の下にもぐり込んで作業する場合は、ジャッキスタンドを使用する

車を下げるときは、周囲に人がいないことを確認し、人がいるときは声をかけ
てから下げる

ジャッキはジャッキセット位置に正しく
かける(→ P. 504)

501

7-2. 緊急時の対処法

7

万一の場合には

ハンドルを引き上げて、デッキ
ボードを開く

買い物フック(→ P. 394)を使っ
て、デッキボードを固定する

固 定 バ ン ド の フ ッ ク を は ず し、
ジャッキを取り出す

ジャッキの取り出し方

1

2

3

502

7-2. 緊急時の対処法

デッキボードを開いて固定する(→ P. 501)

センタートレイを取りはずす

トノカバー

を収納している場合は、セ

ンタートレイと併せて車両から降ろし
てください。

留め具を取りはずし、応急用タイ
ヤを取り出す

応急用タイヤの取り出し方

1
2

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

3

警告

応急用タイヤを収納するとき

ボデーと応急用タイヤとのあいだに、指などを挟まないように注意してくださ
い。

503

7-2. 緊急時の対処法

7

万一の場合には

輪止め

をする

輪止めは、トヨタ販売店で購入することができます。

15 インチタイヤ装着車は、

ホイー

ルキャップを取りはずす

傷が付くのを防ぐため、ホイールナッ
トレンチの先に布などを巻いて保護し
てください。

ナットを少し(約 1 回転)ゆる
める

パンクしたタイヤの交換

1

パンクしたタイヤ

輪止めの位置

前輪

左側

右側後輪うしろ

右側

左側後輪うしろ

後輪

左側

右側前輪前

右側

左側前輪前

2

3

504

7-2. 緊急時の対処法

ジャッキ頭部の凹み部が、ジャッ
キセット位置の中央あたりに軽
くあたるまで、ジャッキの

を手でまわす

ジ ャ ッ キ ハ ン ド ル と ホ イ ー ル
ナットレンチを図のように組み
合わせる

タイヤが地面から少し離れるま
で、車体を上げる

ナットすべてを取りはずし、タイ
ヤを取りはずす

タ イ ヤ を 直 接 地 面 に 置 く と き は、ホ
イールの意匠面に傷が付かないよう意
匠面を上にします。

ジャッキセット位置

4

5

6

7

505

7-2. 緊急時の対処法

7

万一の場合には

警告

タイヤ交換について

走行直後、ディスクホイールやブレーキまわりなどにはふれないでください
走行直後のディスクホイールやブレーキまわりは高温になっているため、タイ
ヤ交換などで手や足などがふれると、やけどをするおそれがあります。

次のことをお守りいただかないとナットがゆるみ、ホイールがはずれ落ち、重
大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

・ ホイールの交換後はすぐに 103N・m(1050kgf・cm)の力でナットを

締める

・ タイヤの取り付けには、使用しているホイール専用のナットを使用する
・ ボルトやナットのねじ部や、ホイールのボルト穴につぶれや亀裂などの異

常がある場合は、トヨタ販売店で点検を受ける

・ ナットを取り付けるときは、必ずテーパー部を内側にして取り付ける

(→ P. 445)

506

7-2. 緊急時の対処法

ホイール接触面の汚れをふき取

ホイール接触面が汚れていると、走行
中にナットがゆるみ、タイヤがはずれ
るおそれがあります。

タイヤを取り付け、タイヤががたつかない程度まで手でナットを仮締
めする

アルミホイールから応急用タイ
ヤにかえるときは、ナットのテー
パー部がホイールのシート部に
軽くあたるまでまわします。

ア ル ミ ホ イ ー ル か ら ア ル ミ ホ
イールにかえるときは、ナットの
座金がホイールにあたるまでま
わします。

車体を下げる

タイヤの取り付け

1

2

テーパー部

シート部

ホイール

座金

3

507

7-2. 緊急時の対処法

7

万一の場合には

図の番号順でナットを 2、3 度
しっかり締め付ける

締め付けトルク:
103N・m(1050kgf・cm)

車両に装着されていたホイール
に も ど し た と き は、ホ イ ー ル
キャップを取り付ける

(15 インチタイヤ装着車)

タイヤのバルブ(空気口)に切り欠き
を合わせてホイールキャップを確実に
取り付けます。

応急用タイヤに取り付けることは
できません。

すべての工具・ジャッキ・パンクしたタイヤを収納する

4

5

6

508

7-2. 緊急時の対処法

応急用タイヤについて

タイヤの側面に TEMPORARY USE ONLY と書かれています。応急用にのみ
使用してください。

空気圧を必ず点検してください。(→ P. 553)

応急用タイヤを装着しているとき

応急用タイヤ装着中は、標準タイヤ装着時にくらべ車高が低くなる場合がありま
す。段差を乗りこえるときはご注意ください。

雪道・凍結路で前輪がパンクしたとき

後輪を応急用タイヤと交換する

パンクした前輪をはずした後輪と交換する

タイヤチェーンを前輪に装着する

ジャッキセット位置を確認するとき

ジャッキを収納するとき

知識

ジャッキセット位置を確認するためのマー
クが、車体の下側に刻印されています。

収納位置の横にあるマークと同じ向きにな
るように、ジャッキを収納します。

1

2

3

509

7-2. 緊急時の対処法

7

万一の場合には

警告

応急用タイヤを使用するとき

お客様のお車専用になっているため、他の車には使用しないでください。

同時に 2 つ以上の応急用タイヤを使用しないでください。

できるだけ早く通常のタイヤと交換してください。

急加速・急ハンドル・急ブレーキやシフト操作による急激なエンジンブレーキ
の使用は避けてください。

摩耗限度(トレッドウェアインジケーターまたはスリップサイン)をこえて使
用しないでください。

応急用タイヤを装着しているとき

正確な車両速度が検出できない場合があり、次のシステムが正常に作動しなく
なるおそれがあります。

また、次のシステムは、性能が十分に発揮できないばかりでなく、駆動系部品
に悪影響を与えるおそれがあります。

・ E-Four(電気式 4WD システム)

応急用タイヤ使用時の速度制限

応急用タイヤを装着しているときは、80km/h 以上の速度で走行しないでくだ
さい。
応急用タイヤは、高速走行に適していないため、思わぬ事故につながるおそれ
があり危険です。

ジャッキや工具を使用したあとは

走行前に正しい位置に格納されているか確認してください。正しく格納されて
いないと、事故や急ブレーキの際、重大な傷害につながるおそれがあり危険で
す。

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

・ ABS
・ ブレーキアシスト
・ VSC
・ TRC
・ EPS
・ オートマチックハイビーム

・ PCS(プリクラッシュセーフティシ

ステム)

・ LDA(ステアリング制御付き車線逸

脱警報)

・ レーダークルーズコントロール

(全車速追従機能付き)

・ BSM(ブ ラ イ ン ド ス ポ ッ ト モ ニ

ター)

・ クリアランスソナー

・ インテリジェント

クリアランスソナー

・ シンプルインテリジェント

パーキングアシスト

510

7-2. 緊急時の対処法

注意

応急用タイヤ装着中の注意

応急用タイヤ装着中は、標準タイヤ装着時にくらべ車高が低くなる場合があり
ます。段差を乗りこえるときは注意してください。

応急用タイヤ使用時のタイヤチェーン装着

応急用タイヤには、タイヤチェーンを装着しないでください。
タイヤチェーンが車体側にあたり、走行に悪影響をおよぼすおそれがあります。

樹脂加飾部品の取り扱いについて(17 インチタイヤ装着車)

→ P. 431

 

 

 

 

 

 

 

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