Toyota Porte (2017 year). Manual japanese - part 12

 

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Toyota Porte (2017 year). Manual japanese - part 12

 

 

175

4-4. 給油のしかた

4

運転

キャップをホルダーにはめ込む

キャップを“カチッ”と音がするま
でまわして閉める

手を離すと、キャップが逆方向に少し
もどります。

BTO44CU003

3

給油口を閉める

BTO44CU004

警告

キャップが正常に閉まらないとき

必ずトヨタ販売店へご連絡ください。
正常に閉まらないキャップをそのまま使用したり、純正品以外のキャップを使
用すると、火災などを引き起こし、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡に
つながるおそれがあります。

176

4-5.Toyota Safety Sense C

PCS(プリクラッシュセーフティシステム)

→ P. 181

LDA(レーンディパーチャーアラート)

→ P. 194

オートマチックハイビーム

→ P. 200

その他の運転支援機能

先行車発進告知機能

→ P. 204

Toyota Safety Sense C

Toyota Safety Sense C は、次の運転支援装置によって運転者を補助
し、安全で快適なドライブを支援します。

警告

Toyota Safety Sense C について

Toyota Safety Sense C は運転者の安全運転を前提としたシステムであり、
事故被害や運転負荷の軽減に寄与することを目的としています。本システムは
認識性能・制御性能に限界があります。システムを過信せず、運転者は常に自
らの責任で周囲の状況を把握し、安全運転を心がけてください。

177

4-5. Toyota Safety Sense C

4

運転

プリクラッシュセーフティシステムには、車両の制御や操作に関する
データなどを記録するコンピューターが装備されており、主に次のよう
なデータを記録します。

・ アクセルペダルの操作状況
・ ブレーキペダルの操作状況
・ 車速
・ プリクラッシュセーフティシステムの各機能の作動状況
・ 先行車などの障害物との距離、相対速度などの情報

上記に加え、プリクラッシュブレーキが作動した場合、前方センサーの
画像情報も記録します。なお、会話などの音声や車内の映像は記録しま
せん。

データの取り扱いについて

トヨタはコンピューターに記録されたデータを車両の故障診断・研究
開発・品質の向上を目的に取得・利用することがあります。

なお、次の場合を除き、トヨタは取得したデータを第三者へ開示また
は提供することはありません。

・ お車の使用者の同意(リース車は借主の同意)がある場合
・ 警察・裁判所・政府機関などの法的強制力のある要請に基づく場合
・ トヨタが訴訟で使用する場合
・ 統計的な処理を行う目的で、使用者や車両が特定されないように加

工したデータを研究機関などに提供する場合

記録した画像情報は特別な装置を使用して消去することが可能です。
また、画像情報を記録する機能を停止することも可能です。ただし、
機能を停止するとプリクラッシュセーフティシステム作動時のデータ
は残りません。

フロントウインドウガラス上部に
ある 2 種類のセンサーにより、各運
転支援装置の作動に必要な情報を
認識します。

レーザーレーダー

単眼カメラ

車両データの記録について

前方センサー

1
2

178

4-5. Toyota Safety Sense C

警告

前方センサーは、前方車両の検出にレーザー光を使用しており、IEC 60825-1
規格におけるレーザー等級 1M に相当します。通常の使用においてレーザー光が
目に障害をおよぼす危険はありませんが、次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと重大な視覚障害におよぶか、最悪の場合失明につながるお
それがあります。

有害なレーザー照射を避けるため、前方センサーは絶対に分解や取りはずしを
しないでください。また、分解した前方センサーは IEC 60825-1 規格にお
けるレーザー等級 3B に相当し、目に有害です。

光学機器(拡大鏡・顕微鏡・虫眼鏡など)を使用して、100mm 以内の距離
からセンサーをのぞきこまないでください。

レーザー等級ラベル

レーザー説明ラベル

レーザー放射仕様

最大出力(平均): 45 mW
パルス持続時間 : 33 ns
波長 : 905 nm
発散角(水平×垂直): 28°× 12°

179

4-5. Toyota Safety Sense C

4

運転

警告

前方センサーの故障や誤作動を防ぐために

次のことをお守りください。
お守りいただかないと、前方センサーが正常に作動せず、思わぬ事故につなが
り、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

フロントウインドウガラスは常にきれいにしておく
フロントウインドウガラス外側に汚れ・油膜・水滴・雪などが付着した場合
は、取り除いてください。
フロントウインドウガラス内側の前方センサー取り付け部が汚れた場合は、ト
ヨタ販売店にご相談ください。

冬季のように、車室内と外気の温度差が大きいときなどは、フロントウインド
ウガラスが曇りやすくなります。フロントウインドウガラスの前方センサー前
部が曇ったり、結露したり、凍結したりすると、システムが一時的に作動しな
くなることがあり、PCS 警告灯が点滅します。その場合は、エアコンの除湿
機能で曇りなどを取り除いてください。(→ P. 227, 233)

前方センサー前部に水滴が付着したときはワイパーでふき取る
水滴のふき取りが不十分な場合、性能が低下することがあります。

フロントウインドウガラスの前方センサー前部の水滴をワイパーが正しくふ
き取れないときは、ワイパーゴムまたはワイパーブレードを交換する
ワイパーブレードの交換が必要な場合は、トヨタ販売店にご相談ください。

フロントウインドウガラスにフィルムを貼らない

フロントウインドウガラス外側の前方セ
ンサー前部(図に示す範囲内)にステッ
カー(透明なものを含む)などを貼りつけ
ない

A: フロントウインドウガラス上端から前
方センサー下端より下約 10cm まで

B: 約 20cm(前方センサー中心から左右
約 10cm)

フロントウインドウガラス内側の前方セ
ンサー下部(図に示す範囲内)に何も取り
付けたり、貼り付けたりしない

A:前方センサー下端から下約10cmまで

B: 約 20cm(前方センサー中心から左右
約 10cm)

180

4-5. Toyota Safety Sense C

警告

フロントウインドウガラスに傷・ひびなどが生じた場合は、そのまま放置せず
に交換する
フロントウインドウガラスの交換が必要な場合は、トヨタ販売店にご相談くだ
さい。

前方センサーの前にアンテナを取り付けない

前方センサーに液体をかけない

前方センサーに強い光を照射しない

前方センサーのレンズを汚したり、傷を付けたりしない
フロントウインドウガラス内側を掃除するときは、ガラスクリーナーがレンズ
に付着しないようにしてください。また、レンズにはふれないでください。
レンズに汚れ・傷がある場合は、トヨタ販売店にご相談ください。

前方センサーに強い衝撃を加えない

前方センサーの取り付け位置や向きを変更したり、取りはずしたりしない

前方センサーを分解しない

前方センサー付近に電子機器や、強い電波を発信する機器を取り付けない

インナーミラー・サンバイザーなどの前方センサー周辺部品や天井を改造しな

ボンネット・フロントグリル・フロントバンパーに、前方センサーの視界をさ
えぎる可能性のあるアクセサリーを取り付けない
詳しくはトヨタ販売店にご相談ください。

ルーフ上に全長の長い荷物(サーフボードなど)を積むときは、前方センサー
の視界をさえぎらないようにする

ヘッドランプなどのランプ類を改造しない

ダッシュボードには何も取り付けたり、置いたりしない

181

4-5. Toyota Safety Sense C

4

運転

衝突警報

先行車と衝突の可能性が高いと
判断したとき、

“ピピピ・・・”と

ブザー音が鳴り、PCS 作動表示
灯が点滅し、回避操作をうながし
ます。

プリクラッシュブレーキアシスト

先行車と衝突の可能性が高いと判断したとき、ブレーキペダルが踏ま
れる強さに応じてブレーキ力を増強します。

プリクラッシュブレーキ

先行車と衝突の可能性が高いと判断したときに衝突警報を行い、さら
に衝突の可能性が高まったと判断したときは、ブレーキが自動でかか
り、衝突回避を支援、あるいは衝突速度の低減に寄与します。

PCS(プリクラッシュセーフティシステム)

進路上の車両を前方センサーで検出し、衝突の可能性が高いと判断した
ときに、警報やブレーキ力制御により運転者の衝突回避操作を補助しま
す。また、衝突の可能性がさらに高まったと判断したときは、自動的に
ブレーキを作動させることで、衝突回避を支援、あるいは衝突被害の軽
減に寄与します。

必要に応じて、プリクラッシュセーフティシステムの ON / OFF や、
警報タイミングを切りかえることができます。

(→ P. 184)

182

4-5. Toyota Safety Sense C

警告

安全にお使いいただくために

安全運転を行う責任は運転者にあります。常に周囲の状況を把握し、安全運転
に努めてください。
プリクラッシュセーフティシステムを日常のブレーキ操作のかわりには絶対
に使用しないでください。本システムはあらゆる状況で衝突を回避または衝突
の被害を軽減するものではありません。システムに頼ったり、安全を委ねる運
転をしたりすると思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合
死亡につながるおそれがあります。

プリクラッシュセーフティシステムは衝突の回避を支援、あるいは衝突被害の
軽減に寄与することを目的として設計していますが、その効果はさまざまな条
件によりかわり、常に同じ性能を発揮できるものではありません。
次の項目をお読みいただき、システムを過信せず安全運転に努めてください。

・ 衝突の可能性がなくてもシステムが作動するおそれがあるとき : → P. 186
・ システムが正常に作動しないおそれがあるとき : → P. 190

お客様ご自身でプリクラッシュセーフティシステムの作動テストを行わない
でください。状況によってシステムが正常に作動せず、思わぬ事故につながる
おそれがあります。

プリクラッシュブレーキについて

プリクラッシュブレーキは運転者の操作状態によっては作動しません。運転者
がアクセルペダルを強く踏んでいたり、ハンドルを操作したりしていると、場
合によっては運転者の回避操作とシステムが判断し、プリクラッシュブレーキ
が作動しない場合があります。

プリクラッシュブレーキ作動中に、アクセルペダルを強く踏んだり、ハンドル
を操作したりすると、場合によっては運転者の回避操作とシステムが判断し、
プリクラッシュブレーキの作動が解除されます。

プリクラッシュブレーキ作動時は、強いブレーキがかかります。プリクラッ
シュブレーキは車両が停止してから約2秒後に解除されます。必要に応じて運
転者自らブレーキをかけてください。

ブレーキペダルを踏んでいるときは、運転者の回避操作とシステムが判断し、
プリクラッシュブレーキの作動開始タイミングを遅らせる場合があります。

走行中、システムは踏切の遮断機などの前方障害物を衝突対象物と認識し、プ
リクラッシュブレーキを作動させることがあります。万一踏切内に閉じ込めら
れた場合などは、以下の操作で車両を前進させ、状況に応じて安全を確保して
下さい。

・ 車両停止後に再度アクセルペダルを踏む
・ 減速中にアクセルペダルを深く踏み込む(→ P. 185)
・ プリクラッシュセーフティシステムを OFF にする(→ P. 184)

183

4-5. Toyota Safety Sense C

4

運転

警告

プリクラッシュセーフティシステムを OFF にするとき

次のときは、システムを OFF にしてください。
システムが正常に作動せず、思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、
最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

けん引されるとき

けん引するとき

トラック・船舶・列車などに積載するとき

車両をリフトで上げ、エンジンを始動しタイヤを空転させるとき

点検でシャシーダイナモやフリーローラーなどを使用するとき

事故や故障で自車の走行が不安定なとき

オフロード走行やスポーツ走行をするとき

タイヤの性能を発揮できないとき(→ P. 329, 330)

メーカー指定のサイズ以外のタイヤを取り付けているとき

タイヤチェーンを装着しているとき

応急用タイヤやタイヤパンク応急修理キットを使用しているとき

184

4-5. Toyota Safety Sense C

プリクラッシュセーフティシステムの ON/OFF を変更する

システムを OFF にするには、PCS スイッチを 3 秒以上押す。

システムを OFF にすると、PCS 警
告灯が点灯し、メーターにメッセー
ジが表示されます。

システムを ON にするには、もう一
度 PCS スイッチを押します。

エンジンを始動するたび、プリク
ラッシュセーフティシステムは ON
になります。

プリクラッシュセーフティシステムの警報タイミングを変更する

PCS スイッチを押すと PCS 作動表示灯が点灯し、メーターに現在の
警報タイミングが表示されます。表示された状態で PCS スイッチを
押すごとに、次のように警報タイミングが切りかわります。

いったん警報タイミングを変更すると、次回エンジンを始動したときにも、そ
のままの状態が続きます。

遠い

「中間」より警報タイミングが早くな

中間

初期設定

近い

「中間」より警報タイミングが遅くな

プリクラッシュセーフティシステムの設定変更

1

2

3

185

4-5. Toyota Safety Sense C

4

運転

システムの作動条件

プリクラッシュセーフティシステムが ON で、先行車と衝突の可能性が高いと判
断したときに作動します。

各機能の作動速度は次のとおりです。

衝突警報

・ 自車速度約 15km/h ∼ 140km/h
・ 自車から見た先行車との相対速度約 15km/h 以上

プリクラッシュブレーキアシスト

・ 自車速度約 30 ∼ 80km/h
・ 自車から見た先行車との相対速度約 30km/h 以上

プリクラッシュブレーキ

・ 自車速度約 10 ∼ 80km/h
・ 自車から見た先行車との相対速度約 10km/h 以上

ただし、次のときシステムは作動しません。

バッテリー端子を脱着したあと、しばらく走行するまでのあいだ

シフトレバーが R のとき

VSC が OFF のとき(衝突警報のみ作動可能状態になります)

PCS 警告灯が点滅または点灯しているとき

プリクラッシュブレーキの作動解除

プリクラッシュブレーキ作動中に次の操作をすると、プリクラッシュブレーキ
の作動が解除されます。

・ アクセルペダルを強く踏み込む

・ ハンドルを大きくきる、またはすばやく操作する

車速が約 15 km/h 以下でアクセルペダルを強く踏み込んだ場合、誤発進操
作とシステムが判断してプリクラッシュブレーキの作動が解除されないこと
があります。

プリクラッシュブレーキの作動により車両が停止したときは、車両が停止して
から約 2 秒後にプリクラッシュブレーキの作動が解除されます。

知識

186

4-5. Toyota Safety Sense C

衝突の可能性がなくてもシステムが作動するおそれがあるとき

例えば次のような状況では、システムが衝突の可能性があると判断し、作動す
るおそれがあります。

・ 路面にうねり・凹凸があるときなど、車両姿勢が変化しているとき

・ 右左折待ちの対向車とすれ違うとき

・ 右左折時に対向車とすれ違ったとき

・ 隣の車線の前方車両との位置関係がず

れる道(曲がりくねった道など)を走行
するとき

・ 先行車に急速に接近したとき

・ 車両や構造物のすぐそばを通過すると

187

4-5. Toyota Safety Sense C

4

運転

・ 道路脇が構造物に囲まれた狭い道(狭いトンネル・鉄橋など)を走行するとき

・ 洗車機を使用するとき

・ カーブの入り口の道路脇に車両・構造物

が存在するとき

・ 路上または道路脇に反射物(マンホー

ル・鉄板など)・段差・くぼみ・突起物
があるとき

・ 道路上方に構造物(天井の低いトンネ

ル・道路標識など)がある場所を走行す
るとき

・ 上り坂で進行方向の道路上方に構造物

(立体交差・道路標識・看板・街灯など)

があるとき

・ ETC ゲートや駐車場のゲートなどの開

閉バーに急速に接近したとき

188

4-5. Toyota Safety Sense C

・ 路面または壁面に車両との区別がつきにくい模様・ペイントがあるとき

・ 車両に覆い被さるような障害物(垂れ

幕・垂れ下がった枝・生い茂った草な
ど)がある場所を走行するとき

・ 前方車両から水・雪・土埃などの巻き上

げがあるとき

・ 車両前方に水蒸気や煙などがあるとき

・ 車両姿勢が変化しているとき

・ センサーへの強い衝撃などにより、セン

サーの向きがずれているとき

189

4-5. Toyota Safety Sense C

4

運転

・ 前方センサーの高さに突き出た障害物

がある場所に駐停車するとき

・ フロントウインドウガラスが雨滴など

で覆われているとき

190

4-5. Toyota Safety Sense C

システムが正常に作動しないおそれのあるとき

例えば次のような状況では、前方センサーが対象となる車両を検出できず、シ
ステムが正常に作動しないおそれがあります。

・ 前方から自車に向かって車両が近づいてくるとき
・ 前方車両が横向き、自車向きのとき

・ 先行車の後端面積が小さいとき(空荷のトラックなど)

・ 前方車両の荷台から荷物がはみ出しているとき

・ 前方車両が特殊な形状のとき(トラクター・サイドカーなど)

・ 前方車両が太陽光などを強く反射しているとき

・ 前方車両が急な動きをしたとき(急ハンドル・急加速・急減速など)

・ 自車が車線変更を行い、変更した車線の先行車に急接近したとき

・ 先行車の後端が低い位置にあるとき(低

床トレーラーなど)

・ 前方車両の最低地上高が極端に高いと

・ 車両が横から割り込んできたり、飛び出

してきたりしたとき

 

 

 

 

 

 

 

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