Toyota 86 (2017 year). Manual japanese - part 9

 

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Toyota 86 (2017 year). Manual japanese - part 9

 

 

127

2-1. 運転のしかた

2

運転するときに

警告

オートマチック車では、シフトレバーを前進側のシフトポジションにいれたま

ま惰性で後退したり、R にいれたまま惰性で前進することは絶対にやめてくだ

さい。

エンジンが止まり、ブレーキの効きが悪くなったり、ハンドルが重くなったり

して、思わぬ事故や故障の原因となるおそれがあります。

車内で排気ガス臭に気付いたら、ドアガラスを開け、トランクが閉まっている

ことを確認してください。多量の排気ガスが眠気を招き事故の原因になるほ

か、重大な健康障害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがありま

す。すみやかにトヨタ販売店で点検整備を受けてください。

マニュアル車では、車両が前進しているあいだは、シフトレバーを R に入れな

いでください。

トランスミッションにダメージを与えたり、車両のコントロールができなくな

るおそれがあります。

車両が後退しているあいだは、シフトレバーを前進側のシフトポジションに入

れないでください。

トランスミッションにダメージを与えたり、車両のコントロールができなくな

るおそれがあります。

マニュアル車では、クラッチペダルを一気に離す操作はしないでください。車

両が飛び出して、思わぬ事故につながるおそがあり危険です。

走行中にシフトレバーを N にすると、トランスミッションとエンジンの動力伝

達が解除され、エンジンブレーキが効かなくなります。

通常走行時は、走行中にエンジンを停止しないでください。走行中にエンジン

を停止してもハンドルやブレーキの操作は可能ですが、操作力補助がなくな

り、ハンドルとブレーキの操作が困難になります。安全を確認した上で、すみ

やかに道路脇に停車してください。なお、通常の方法で車両を停止することが

できないような緊急時は、P. 384 を参照してください。

急な下り坂では、エンジンブレーキを使用してスピードを下げてください。

フットブレーキを連続して使いすぎると、ブレーキがオーバーヒートして正常

に機能しなくなります。(oP. 148,156)

128

2-1. 運転のしかた

警告

走行中はハンドル・シート・ドアミラー・インナーミラーの調整をしないでく

ださい。

運転を誤り、思わぬ事故の原因になって重大な傷害におよぶか、最悪の場合死

亡につながるおそれがあります。

すべての乗員は頭や手、その他の体の一部を車から出さないようにしてくださ

い。重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

すべりやすい路面を運転するときは

急ブレーキ・急加速・急ハンドルはタイヤがスリップし、車両の制御ができな

くなり、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。

急激なアクセル操作、シフト操作によるエンジンブレーキやエンジン回転数の

変化は、車が横すべりするなどして、思わぬ事故につながるおそれがあり危険

です。

水たまり走行後はブレーキペダルを軽く踏んでブレーキが正常に働くことを

確認してください。ブレーキパッドがぬれるとブレーキの効きが悪くなった

り、ぬれていない片方だけが効いたりしてハンドルをとられ、思わぬ事故につ

ながるおそれがあり危険です。

シフトレバーを操作するときは

オートマチック車では、アクセルペダルを踏み込んだまま操作しないように気

を付けてください。

シフトレバーが P または N 以外にあると、車が急発進し、思わぬ事故につな

がるおそれがあり危険です。

シフトレバー周辺にものを置かないでください。誤操作の原因になります。

掃除等により、シフトブーツを引き出した際は、もとに戻してください。シフ

トブーツが引き出されたままだと、シフトレバーが操作しにくくなるおそれが

あります。

129

2-1. 運転のしかた

2

運転するときに

警告

継続的にブレーキ付近から警告音(キーキー音)が発生したときは

できるだけ早くトヨタ販売店で点検を受け、ブレーキパッドを交換してくださ

い。必要なときにパッドの交換が行われないと、ローターの損傷につながる場

合があります。

ブレーキパッドやディスクローターなどの部品は、役割を果たすと共に摩耗し

ていきます。摩耗の限界をこえて走行すると故障を引き起こすばかりでなく、事

故につながるおそれがあります。

停車するときは

空ぶかしをしないでください。

シフトレバーが P(オートマチック車)または N 以外にあると、車が急発進

して思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。

長時間エンジンをかけたままにしないでください。

どうしても必要な場合は、開かれた場所に車を停め、排気ガスが車内に入って

こないことを確認してください。

オートマチック車では、車が動き出すことによる事故を防ぐため、エンジン回

転中は常にブレーキペダルを踏み、必要に応じてパーキングブレーキをかけて

ください。

坂道で停車するときは、前後に動き出して事故につながるのを防ぐため、常に

ブレーキペダルを踏み、必要に応じてパーキングブレーキをかけてください。

停車中に空ぶかしをしないでください。

排気管が過熱し、可燃物が近くにあると火災につながるおそれがあり危険で

す。

130

2-1. 運転のしかた

警告

駐車するときは

炎天下では、メガネ・ライター・スプレー缶・炭酸飲料の缶などを車内に放置

しないでください。

放置したままでいると、次のようなことが起こるおそれがあり危険です。

・ ライターやスプレー缶からガスがもれたり、出火する

・ プラスチックレンズ・プラスチック素材のメガネが、変形またはひび割れ

を起こす

・ 炭酸飲料の缶が破裂して車内を汚したり、電気部品がショートする原因に

なる

ライターを車内に放置したままにしないでください。ライターをグローブボッ

クスなどに入れておいたり、車内に落としたままにしておくと、荷物を押し込

んだりシートを動かしたときにライターの操作部が誤作動し、火災につながる

おそれがあり危険です。

ウインドウガラスなどには吸盤を取り付けないでください。また、インストル

メントパネルやダッシュボードの上に芳香剤などの容器を置かないでくださ

い。

吸盤や容器がレンズの働きをして、車両火災につながるおそれがあり危険で

す。

シルバー色などの金属蒸着フィルムを曲面ガラスに貼った場合は、ドアやウイ

ンドウを開けたまま放置しないでください。直射日光が曲面ガラスの内側に反

射し、レンズの働きをして火災につながるおそれがあり危険です。

車から離れるときは、必ずパーキングブレーキをかけ、シフトレバーを P(オー

トマチック車)にしてエンジンを停止し、施錠してください。

エンジンがかかっているあいだは、車から離れないでください。

パーキングブレーキをかけずにシフトレバーを P にした状態では、車が動き

思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。

エンジン回転中または停止直後はマフラーに触れないでください。

やけどをするおそれがあります。

131

2-1. 運転のしかた

2

運転するときに

警告

降雪時や雪が積もった場所では、エンジンをかけたままにしないでください。

まわりに積もった雪で排気ガスが滞留して車内に入り、重大な健康障害におよ

ぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

排気ガスについて

排気ガスには無色・無臭で有害な一酸化炭素(CO)が含まれているため、排気

ガスを吸い込むと、重大な健康障害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお

それがあります。

換気が悪い場所ではエンジンを停止してください。

とくに車庫内など囲まれた場所では排気ガスが充満し、重大な健康障害や死亡

に至るおそれがあり危険です。

排気管はときどき点検してください。排気管の腐食などによる穴や亀裂、およ

び継ぎ手部の損傷、また、排気音の異常などに気づいた場合は必ずトヨタ販売

店で点検整備を受けてください。そのまま使用すると排気ガスが車内に侵入

し、重大な健康障害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

仮眠するときは

必ずエンジンを止めてください。

エンジンをかけたまま仮眠すると、無意識にシフトレバーを動かしたり、アク

セルペダルを踏み込んだりして、事故やエンジンの異常過熱による火災が発生

するおそれがあります。さらに、風通しの悪い場所に停めると、排気ガスが車

内に侵入し、重大な健康障害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれが

あります。

132

2-1. 運転のしかた

警告

ブレーキをかけるときは

ブレーキがぬれているときは、普段よりも注意して走行してください。

ブレーキがぬれていると、制動距離が長くなり、ブレーキのかかりに、左右の

違いが出るおそれがあります。また、パーキングブレーキがしっかりとかから

ないおそれもあります。

ブレーキ倍力装置が機能しないときは、他の車に近づいたりしないでくださ

い。また、下り坂や急カーブを避けてください。

この場合ブレーキは作動しますが、通常よりも強く踏む必要があります。また

制動距離も長くなります。ただちにブレーキの修理を受けてください。

万一エンジンが停止したときは、ブレーキペダルを繰り返し踏まないでくださ

い。

ペダルを踏むたびに、ブレーキのアシスト力の蓄えを使い切ってしまいます。

ブレーキシステムは 2 つの独立したシステムで構成されており、一方の油圧シ

ステムが故障しても、もう一方は作動します。この場合、ブレーキペダルを通

常より強く踏む必要があり、制動距離が長くなります。ただちにブレーキの修

理を受けてください。

133

2-1. 運転のしかた

2

運転するときに

注意

運転する前は

エンジンルーム内や車両の下に、小動物(猫やねずみなど)がいないことを確

認してください。エンジン始動時に、小動物が巻き込まれてファンやベルトが

損傷するおそれがあります。

運転中は(オートマチック車)

運転中にアクセルペダルとブレーキペダルを同時に踏まないでください。アク
セルペダルとブレーキペダルを同時に踏むと、駆動力を抑制する場合がありま
す。

坂道で停車するために、アクセルペダルを使ったり、アクセルペダルとブレー
キペダルを同時に踏んだりしないでください。

運転中は(マニュアル車)

運転中にアクセルペダルとブレーキペダルを同時に踏まないでください。アク
セルペダルとブレーキペダルを同時に踏むと、駆動力を抑制する場合がありま
す。

クラッチペダルを確実に踏み込んでいない状態で、シフトレバーを操作しない
でください。クラッチやトランスミッションが損傷するおそれがあります。

クラッチの損傷を防ぐため、次のことをお守りください。

・ クラッチペダルに足を乗せたまま走行しない

・ 1 速以外での発進は避ける

・ 坂道発進時など、必要以上に半クラッチのままで走行しない

車がまだ動いているときに R に入れないでください。
クラッチ・トランスミッション・ギヤに損傷を受けるおそれがあります。

クラッチペダルを一気に離す操作はしないでください。トランスミッションを
損傷するおそれがあります。

駐車するときは(オートマチック車)

必ずパーキングブレーキをかけシフトレバーを P にしてください。パーキング

ブレーキをかけシフトレバーを P にしておかないと、車が動き出したり、誤っ

てアクセルペダルを踏み込んだときに急発進するおそれがあります。

134

2-1. 運転のしかた

注意

部品の損傷を防ぐために

パワーステアリングモーターの損傷を防ぐため、ハンドルをいっぱいに回した
状態を長く続けないでください。

ディスクホイールなどの損傷を防ぐため、段差などを通過するときは、できる
だけゆっくり走行してください。

オートマチック車では 5 秒以上空ぶかしをしないでください。
ブレーキペダルを踏んでいるまたは輪止めをしている状態で、シフトレバーが
P または N 以外にあると、トランスミッションフルードの温度が上昇し、オー
バーヒートするおそれがあります。

走行中にタイヤがパンクしたら

以下のようなときはタイヤのパンクや損傷が考えられます。ハンドルをしっか

り持って徐々にブレーキをかけ、スピードを落としてください。

ハンドルがとられる

異常な振動がある

車両が異常に傾く

タイヤがパンクした場合の対処法は P. 345、358 をご覧ください。

冠水路走行に関する注意

大雨などで冠水した道路では、次のような重大な損傷を受けるおそれがあるた

め、走行しないでください。

エンストする

電装品がショートする

水を吸い込んでのエンジン破損

万一、冠水した道路を走行し、水中に浸かってしまったときは必ずトヨタ販売

店で次の点検をしてください。

ブレーキの効き具合

エンジン・トランスミッション・ディファレンシャルなどのオイルやフルード
の量および質の変化

プロペラシャフト・各ベアリング・各ジョイント部などの潤滑不良

135

2-1. 運転のしかた

運転するときに

2

エンジン(イグニッション)スイッチ (スマートエントリー&スタートシステム装着車)

電子キーを携帯して次の操作を行うことで、エンジンの始動または

“エンジンスタートストップ”スイッチのモードを切りかえることが

できます。

■ エンジンのかけ方

オートマチック車

パーキングブレーキがかかっていることを確認する

シフトレバーが P の位置にあることを確認する

シフトレバーが P 以外の位置にあるとエンジンを始動させることができ

ないことがあります。(oP. 147)

ブレーキペダルをしっかり踏む

スマートエントリー & スタートシステム表示灯が緑色に点灯します。

緑色に点灯していないと、エンジンは始動しません。

“エンジン スタート ストップ”

スイッチを短く確実に押す

短く確実に押せば、押し続ける必

要はありません。

エンジンが始動するまで最大 10

秒間スターターが回転します。

完全にエンジンが始動するまでブ

レーキペダルを踏み続けてくださ

い。

“エンジン スタート ストップ”ス

イッチのどのモードからでもエン

ジンを始動できます。

手順

1

手順

2

手順

3

手順

4

136

2-1. 運転のしかた

マニュアル車

パーキングブレーキがかかっていることを確認する

シフトレバーが N の位置にあることを確認する

クラッチペダルをしっかり踏む

スマートエントリー & スタートシステム表示灯が緑色に点灯します。

緑色に点灯していないと、エンジンは始動しません。

“エンジン スタート ストップ”

スイッチを短く確実に押す

短く確実に押せば、押し続ける必

要はありません。

エンジンが始動するまで最大 10

秒間スターターが回転します。

完全にエンジンが始動するまでク

ラッチペダルを踏み続けてくださ

い。

“エンジンスタートストップ”ス

イッチのどのモードからでもエン

ジンを始動できます。

手順

1

手順

2

手順

3

手順

4

手順

4

137

2-1. 運転のしかた

2

運転するときに

■ エンジンの停止方法

オートマチック車

車両を停止させる

パーキングブレーキをかけて(oP. 160)、シフトレバーを
P の位置にする

ブレーキペダルから足を離す

“エンジン スタート ストップ”スイッチを押す

スマートエントリー & スタートシステム表示灯が消灯してい
ることを確認する

マニュアル車

車両を停止させる

シフトレバーを N の位置にする

パーキングブレーキをかける(oP. 160)

クラッチペダルから足を離す

“エンジン スタート ストップ”スイッチを押す

スマートエントリー & スタートシステム表示灯が消灯してい
ることを確認する

手順

1

手順

2

手順

3

手順

4

手順

5

手順

1

手順

2

手順

3

手順

4

手順

5

手順

6

138

2-1. 運転のしかた

■“エンジンスタートストップ”スイッチのモード切りかえ

ブレーキペダル(オートマチック車)またはクラッチペダル(マ
ニュアル車)を踏まずに“エンジンスタートストップ”スイッチを
押すと、モードを切りかえることができます。(スイッチを押すご
とにモードが切りかわります。)

OFF

非常点滅灯が使用できます。

スマートエントリー & スタートシ

ステム表示灯が消灯します。

アクセサリーモード

アクセサリーソケットなどの電装

品が使用できます。

スマートエントリー & スタートシ

ステム表示灯が緑色にゆっくりと

点滅します。

イグニッション ON モード

すべての電装品が使用できます。

スマートエントリー & スタートシ

ステム表示灯が緑色にゆっくりと

点滅します。

:オートマチック車:シフトレバー

が P 以外のときはアクセサリー
モードになり、OFF になりませ
ん。

139

2-1. 運転のしかた

2

運転するときに

シフトレバーが P 以外でエンジンを停止したときは(オートマチック車)

シフトレバーが P 以外でエンジンを停止させた場合、

“エンジン スター

ト ストップ”スイッチのモードはアクセサリーモードになり OFF にな
りません。以下の手順で OFF にしてください。

パーキングブレーキがかかっていることを確認する

シフトレバーを P の位置にする

スマートエントリー &  スタートシステム表示灯が緑色にゆっく
りと点滅していることを確認し、

“エンジン スタート ストップ”

スイッチを 1 回押す

スマートエントリー &  スタートシステム表示灯が消灯している
ことを確認する

知識

自動電源 OFF 機能

オートマチック車

車を停車しシフトレバーを P の位置にして、20 分以上アクセサリーモードま

たは 1 時間以上イグニッション ON モード(エンジン始動していない状態)に

したままにしておくと、

“エンジン スタート ストップ”スイッチが自動で OFF

になります。

ただし、自動電源 OFF 機能は、バッテリーあがりを完全に防ぐものではありま

せん。エンジンがかかっていないときは、

“エンジン スタート ストップ”スイッ

チをアクセサリーモードまたはイグニッション ON モードにしたまま長時間放

置しないでください。

マニュアル車

20 分以上アクセサリーモードまたは 1 時間以上イグニッション ON モード(エ

ンジン始動していない状態)にしたままにしておくと、“エンジンスタートス

トップ”スイッチが自動で OFF になります。

ただし、自動電源 OFF 機能は、バッテリーあがりを完全に防ぐものではありま

せん。エンジンがかかっていないときは、

“エンジン スタート ストップ”スイッ

チをアクセサリーモードまたはイグニッション ON モードにしたまま長時間放

置しないでください。

手順

1

手順

2

手順

3

手順

4

140

2-1. 運転のしかた

“エンジン スタート ストップ”スイッチの操作について

スイッチを短く確実に押してください。確実に押せていない場合は、モードの

切りかえやエンジンの始動ができない場合があります。

電子キーの電池の消耗について

oP. 37

スマートエントリー&スタートシステムが正常に働かないおそれのある状況

oP. 33

ご留意いただきたいこと

oP. 34

エンジンが始動しないときは

エンジンイモビライザーシステムが解除されていない可能性があります。

(oP. 80)

トヨタ販売店へ連絡してください。

ステアリングロックについて

“エンジン スタート ストップ”スイッチを OFF にしたあとにドアを開閉する

と、ステアリングロック機能によりハンドルが固定されます。

“エンジン スター

ト ストップ”スイッチを操作すると、ステアリングロックは自動で解除されま

す。

オートマチック車:シフトレバーが P の位
置にあるか確認してください。エンジンを
始動するときに、シフトレバーが傾いたり、
P 以外の位置にするとステアリングロック
機能が作動しエンジンを始動することがで
きないことがあります。スマートエント
リー & スタートシステム表示灯が緑色に速
く点滅します。

141

2-1. 運転のしかた

2

運転するときに

ステアリングロックが解除できないときは

ステアリングロックモーターのオーバーヒート防止について

短時間にエンジンの始動・停止を繰り返すと、モーターのオーバーヒート防止

のために作動制限することがあります。その場合は操作を控えてください。10

秒程度でもとの状態にもどります。

スマートエントリー& スタートシステム表示灯が黄色に点滅し、マルチインフォ

メーションディスプレイにメッセージが表示されたときは

システムに異常があるおそれがあります。ただちにトヨタ販売店で点検を受け

てください。

電子キーの電池が切れたときは

oP. 302

カスタマイズ機能でスマートエントリー&スタートシステムをキャンセルした

ときは

oP. 372

バッテリー交換などでバッテリー端子を再接続した直後は

エンジンが始動しないことがあります。その場合は“エンジン スタート ストッ

プ”スイッチをイグニッション ON モードにし、10 秒以上経過してからエンジ

ンを始動してください。エンジン始動直後はアイドリングが不安定になること

がありますが、異常ではありません。

スマートエントリー & スタートシステム表

示灯が緑色に速く点滅し、マルチインフォ

メーションディスプレイにメッセージが表

示されます。(oP. 334)

オートマチック車

シフトレバーが P の位置にあることを確認
して、ハンドルを左右にまわしながら再操
作してください。

マニュアル車

ハンドルを左右にまわしながら再操作して
ください。

142

2-1. 運転のしかた

警告

エンジンを始動するときは

必ず運転席に座って行ってください。このとき決してアクセルペダルは踏まな

いでください。思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死

亡につながるおそれがあります。

エンジン始動操作をしたとき、スマートエントリー&スタートシステム表示灯

が緑色に速く点滅しているときは、けん引等も含め絶対に車両の移動はしない

でください。ステアリングロックが解除されていない状態のため、ハンドル操

作ができず思わぬ事故につながるおそれがあります。

走行中の警告

エンジンの停止などで車両滑走状態になったときは、車両が安全な状態で停止

するまでドアを開けたり、ロック操作をしたりしないでください。ステアリン

グロック機能が作動し、思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪

の場合死亡につながるおそれがあります。

緊急時のエンジン停止方法

走行中にエンジンを緊急停止したい場合には、

“エンジン スタート ストップ”ス

イッチを 2 秒以上押し続けるか、素早く 3 回以上連続で押してください。

(oP. 384)

ただし、緊急時以外は走行中に“エンジン スタート ストップ”スイッチにふれ
ないでください。走行中にエンジンを停止してもハンドルやブレーキの操作は
可能ですが、操作力補助がなくなり、ハンドルとブレーキの操作が困難になり
ます。安全を確認した上で、すみやかに道路脇に停車してください。

 

 

 

 

 

 

 

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