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1-5. 燃料補給のしかた
運転する前に
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知識
LPG 燃料冷却システムの操作方法 - 燃料冷却システム装着車
LPG 燃料冷却システムは、エンジンから燃料タンクにもどる燃料を冷却しタンク
内燃料温度の上昇を抑制することで、タンク内圧の上昇を抑制します。これによ
り、オートガススタンドでの燃料補給(充てん)をしやすくします。燃料冷却に
はエアコンの冷媒を利用しており、エアコンが作動しているときに燃料冷却シス
テムが作動します。
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操作方法
エアコンを作動 * させることで燃料冷却システムを作動させます。
基本的に常時エアコンを作動させてご使用ください。ただし、春秋期などエア
コンが必要ない季節は、燃料補給(充てん)前にエアコンを作動させることで
補給(充てん)できるタンク内圧まで低下させることもできます。また冬期は
プロパン率の条件によってはエアコンを作動させなくても補給(充てん)でき
ます。
* エアコンの作動方法
ファン調整ダイヤルは OFF 以外の位置にし、エアコン調整ダイヤルを右いっ
ぱいまでまわしてください。ファン調整ダイヤル、およびヒーター調整レバー
はお好みの室内温度になるように調節できます。
エアコン調整ダイヤルを右いっぱいまでまわさないと燃料が十分に冷却され
ず、補給(充てん)しにくくなる可能性があります。
燃料のプロパン率
夏期 30% 以上、
冬期 70%以上
夏期 30% 未満、
冬期 70%未満
夏期
(気温 25 ℃以上)
常時エアコンを作動させる必要があります。
春・秋期
(気温 10 ∼ 25 ℃)
燃料補給(充てん)前にエア
コンを作動させておいてくだ
さい。
エアコン作動後、およそ 3 時
間以内に補給(充てん)でき
るようになります。
燃料補給(充てん)前にエア
コンを作動させておいてくだ
さい。
エアコン作動後、およそ 2 時
間以内に補給(充てん)でき
るようになります。
冬期
(気温 10 ℃以下)
燃料の冷却能力が低下するた
め、常時エアコンを作動させ
る必要があります。
エアコンを作動させなくても
補給(充てん)できます。