Suzuki Every (2017 year). Manual japanese - part 16

 

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Suzuki Every (2017 year). Manual japanese - part 16

 

 

運転するときは/オートギヤシフト車

4-37

4

次のような操作をすると、クラッチに
負荷がかかってクラッチが高温になり
ます。警告灯が点滅するとともに、警
告ブザーが鳴ります。安全な場所に停
車して、しばらくエンジンを停止して
ください。再度、エンジンスイッチを

  にして、警告灯の点滅と警告ブ

ザーが止まっていることを確認してか
ら走行してください。
・上り坂で発進と停止を繰り返してい

・上り坂でブレーキペダルを踏まず

に、クリープ機能を利用して停車し
ている

・上り坂や路面が悪い場所(雪道、砂

地、砂利道など)で微速(10km/h
以下)状態が続いている

・上り坂で 2 速発進モードの 2 速のま

ま走行を続けている

・ブレーキペダルを踏みながらアクセ

ルペダルを踏み続けている

・パーキングブレーキをかけた状態で

アクセルペダルを踏み続けている

→ 1-19ページ

(警告ブザーが鳴ったときは)

→ 1-12ページ(警告灯・表示灯)

(リバース)ポジション

警告ブザー

停車している状態でセレクトレバーを

 に入れ、メーター内のセレクトレバー

位置表示もRになると、室内で警告ブザー
が鳴り、セレクトレバーが 

 に入って

いることを運転者に知らせます。

ペダルの踏み間違いに注意

ペダルの踏み間違いを防ぐため、エンジ
ンをかける前にアクセルペダルとブレー
キペダルを実際に足で踏んで、位置を確
認してください。

ブレーキペダルは右足で踏む

64L20140

左足では適切なブレーキ操作ができませ
ん。ブレーキペダルは右足で踏む習慣を
つけてください。

(リ バ ー ス)ポ ジ シ ョ ン 警 告 ブ

ザーは、車外の人に車の後退を知らせ
るためのものではありません。

ON

R

R

R

R

アクセルペダルとブレーキペダルを踏
み間違えると、思わぬ事故につながる
おそれがあります。

アクセルペダルとブレーキペダルの両
方を同時に踏まないでください。ク
ラッチが損傷したり、発熱したりする
原因になります。

(1) ブレーキペダル
(2) アクセルペダル

(1)

(2)

000-取扱説明書.book  37 ページ  2017年6月20日 火曜日 午前9時58分

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

4

運転するときは/オートギヤシフト車

4-38

セレクトレバーを操作すると
きは

→ 4-29ページ

(セレクトレバーの動かしかた)

セレクトレバーの位置はメー
ター内の表示を目で確認

始動時や降車時は 

 、前進時は 

 、後

退時は 

 に入れたとき、メーター内の

表示(セレクトレバー位置表示またはギ
ヤポジション表示)が P、1(2速発進
モードインジケーターが点灯していると
きは2)または R になっていることを目
で確認してください。
→ 4-34ページ

(2速発進モード選択機能)

車から離れるときは

64P1001

4-28 ページの「セレクトレバーの操作」
もあわせてお読みいただき、正しい取扱
いをしてください。

運転席にすわって

ペダルが確実に踏めて、ハンドル操
作が楽に行なえる位置にシートを調
節します。
→ 3-45ページ(前席シート)

アクセルペダル(2)とブレーキペ
ダル(1)の位置を右足で確認しま
す。

64L20140

アクセルペダルを踏んだままセレクト
レバーを操作しないでください。急発
進して事故を起こすおそれがあります。

P

D

R

エンジンをかけたまま車から離れない
でください。万一、セレクトレバーが

 以外に入っていると、車がひとり

でに動き出すおそれがあります。ま
た、車に乗り込むときに誤ってセレク
トレバーを動かしたりアクセルペダル
を踏み込んだりして、思わぬ急発進の
おそれがあります。

P

オートギヤシフト車の

運転のしかた

1

2

(1)

(2)

000-取扱説明書.book  38 ページ  2017年6月20日 火曜日 午前9時58分

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転するときは/オートギヤシフト車

4-39

4

エンジンの始動

エンジンのかけかたの詳細は、4-9 ペー
ジの「エンジンのかけかた」
をお読みく
ださい。

パーキングブレーキをしっかりとか
けます。

エンジンスイッチを 

 にし、セ

レクトレバーが 

 になっているこ

とを、メーター内のセレクトレバー
位置表示で確認します。

74P40030

ブレーキペダルを右足で踏みます。

エンジンを始動します。

発進

■ 通常の発進

ブレーキペダルを右足でしっかり踏
み込みます。

前進時は 

 、後退時は 

 にセレ

クトレバーを入れ、メーター内の表
示(セレクトレバー位置表示または
ギヤポジション表示)が 1(2速発
進モードインジケーターが点灯して
いるときは2)または R になってい
ることを目で確認してください。
→ 4-34ページ

(2速発進モード選択機能)

パーキングブレーキを解除し、メー
ター内のブレーキ警告灯の消灯を確
認します。

ブレーキペダルからゆっくりと足を
離し、アクセルペダルをゆっくり慎
重に踏んで発進します。

アクセルペダルを踏まなくても、

ブレーキペダルを離すと同時に自
動的にクラッチがつながり、ク
リープ機能が働いて車がゆっくり
動きます。

■ 急な上り坂での発進

ブレーキペダルを右足でしっかり踏
み込みます。

前進時は 

 、後退時は 

 にセレ

クトレバーを入れ、メーター内の表
示が1またはR になっていることを
目で確認してください。

セレクトレバーが 

  のときは、ブ

レーキペダルを踏み続けなければエン
ジンは始動しません。

1

2

ON

P

3

N

4

1

2

D

R

3

4

1

2

D

R

000-取扱説明書.book  39 ページ  2017年6月20日 火曜日 午前9時58分

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

4

運転するときは/オートギヤシフト車

4-40

ブレーキペダルからゆっくりと右足
を離し、アクセルペダルを慎重に踏
みます。

車が動き出す感触を確認しながら、
パーキングブレーキレバーを解除し
て発進します。

64P40100

走行

■ 通常走行

セレクトレバーを 

 に入れて発進する

と、走行速度とアクセルペダルの踏み込
み量により、自動的に変速され走行でき
ます。停車中にセレクトレバーを 

 に

入れると、ギヤポジションは1速(2速
発進モードインジケーターが点灯してい
るときは2速)になります。
→ 4-34ページ

(2速発進モード選択機能)

ヒルホールドコントロール装備車の場
合、パーキングブレーキをかけるとヒ
ルホールドコントロールが作動しませ
ん。
→ 4-55ページ

(ヒルホールドコントロール)

ヒルホールドコントロールは、メー
ター内のブレーキシステム警告灯(オ
レンジ色)が初期点灯するお車に装
備されています。(エブリイの場合)

→ 1-12ページ(警告灯・表示灯)

ヒルホールドコントロール装備車の場
合、上り坂での発進時に車が後退する
ことを一定時間防ぐ機能があります。
→ 4-55ページ

(ヒルホールドコントロール)

3

4

高速走行中のマニュアルモードでの過
度なシフトダウンに注意してくださ
い。急激なエンジンブレーキがかかっ
て、スリップ事故を起こすおそれがあ
ります。また、エンジンの回転が上が
りすぎて故障の原因となります。

緊急時以外は、走行中にセレクトレ
バーを 

 に入れないでください。エ

ンジンブレーキがまったく効かないた
め、思わぬ事故の原因となります。

空 ぶ か し 状 態 で セ レ ク ト レ バ ー を

  、

  または 

  に操作するとク

ラッチが故障または破損するおそれが
あります。

D

D

N

D

M

R

000-取扱説明書.book  40 ページ  2017年6月20日 火曜日 午前9時58分

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転するときは/オートギヤシフト車

4-41

4

■ 急加速走行

追い越しなどをしたいときは、アクセル
ペダルをいっぱいに踏み込みます。
キックダウンして力強い加速が得られま
す。

■ 上り坂走行

上り坂を 

 で走行しているときに、ス

ピードを保つためにアクセルペダルを踏
み込んでいくと、キックダウンしてエン
ジンの回転が急に上がることがあります。

坂の勾配に応じて、あらかじめセレク
トレバーをマニュアルモードにし、適
切なギヤポジションを選択することに
より、エンジン回転の変化が少ないな
めらかな走行ができます。

■ 下り坂走行

下り坂を 

 のままで走行すると、エン

ジンブレーキの効きが弱くてスピードが
出すぎてしまうことがあります。

坂の勾配に応じて、あらかじめセレク
トレバーをマニュアルモードにし、適
切なギヤにシフトダウンしてエンジン
ブレーキを併用します。

一時停止

セレクトレバーは走行位置のままで
停車し、ブレーキペダルをしっかり
踏み込みます。

急な坂道で一時停止するときは、

必要に応じてパーキングブレーキ
をかけます。

停車時 間が長くな りそうな とき

は、セレクトレバーを 

 に入れ

ます。

クラッチ操作は自動で行なわれる

ため、ギヤの位置に関係なくブ
レーキペダルを踏めば停車するこ
とができます。セレクトレバーが

 または 

 のとき、停車する

とギヤは1速(2速発進モードイ
ンジケーターが点灯しているとき
は2速)に変速されます。

再発進するときに間違えないよう、
セレクトレバーの位置、メーター内
のセレクトレバー位置表示および
パーキングブレーキの解除を目で確
かめます。

セレクトレバーを 

  へ操作したと

き、ギヤが1速(2速発進モードイン
ジケーターが点灯しているときは 2
速)に入らないと、再度システムが自
動で変速します。このとき作動音が聞
こえたり、変速時の衝撃を感じたりす
ることがありますが異常ではありませ
ん。

D

D

D

急な下り坂や長い下り坂では、エンジ
ンブレーキを併用してください。下り
坂でブレーキペダルを踏み続けると、
ブレーキ装置が過熱してブレーキが効
かなくなるおそれがあります。
 2-16 ページ(長い下り坂ではエ

ンジンブレーキを使用する)

1

N

D

M

2

000-取扱説明書.book  41 ページ  2017年6月20日 火曜日 午前9時58分

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

4

運転するときは/オートギヤシフト車

4-42

駐車

車を完全に止めます。

ブレーキペダルを踏んだまま、パー
キングブレーキをしっかりとかけま
す。

セレクトレバーを 

 に入れてから

エンジンを止め、ブレーキペダルか
らゆっくりと足を離します。

セレクトレバーが 

  の位置で、

メーター内のセレクトレバー位置
表示が P になっていることを目で
確認します。   

64P1001

エンジンスイッチを 

 (OFF)

にもどし、キーを抜きます。
→ 4-13ページ

(キーを抜くときは)

エンジンを停止したあと、セレクトレ
バーを操作しないでください。もし、
操作してしまった場合は、  にもどし
ておいてください。

一時停止しているときに、空ぶかしを
しないでください。万一、セレクトレ
バーが 

 

 以外に入っていると、

急発進して思わぬ事故につながるおそ
れがあります。

上り坂などで、アクセル操作またはク
リープ機能を利用して車を停止し続け
ると、クラッチが高温になりトランス
ミッション警告灯が点滅し、警告ブ
ザーが鳴り続けます。クラッチが故障
または破損するおそれがあります。安
全な場所に停車して、しばらくエンジ
ンを停止してください。再度、エンジ
ンスイッチを 

 にして、警告灯の

点滅と警告ブザーが止まっていること
を確認してから走行してください。

P N

ON

1

2

3

P

P

駐車するときは、セレクトレバーを

 に入れてからエンジンを止めてく

ださい。

  以外の位置ではシフト

ロックが作動せず、誤操作などで思わ
ぬ事故につながるおそれがあります。

P

P

4

LOCK

P

000-取扱説明書.book  42 ページ  2017年6月20日 火曜日 午前9時58分

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転するときは/オートギヤシフト車

4-43

4

後退

完全に停車している状態で、ブレー
キペダルを踏んだままセレクトレ
バーを 

 へ操作し、メーター内の

セレクトレバー位置表示がR になっ
たことを確認します。

ブレーキペダルからゆっくりと足を
離し、アクセルペダルを慎重に踏み
ます。

ブレーキペダルを踏まずにセレクトレ
バーを 

 から 

 へ操作すると、メー

ター内のセレクトレバー位置表示が N
で点滅、ブレーキリクエストインジ
ケーターが点灯し、警告ブザーが鳴り
ます。セレクトレバーの操作をやり直
してください。

セレクトレバーを

に操作したとき

にギヤが 

 に入らないと、再度シス

テムが自動で変速します。このとき、
メーター内の表示(セレクトレバー位
置表示またはギヤポジション表示)が
点滅し、警告ブザーが鳴ります。少し
待っても切り替わらないときはブレー
キペダルを踏んでセレクトレバーの操
作をやり直してください。

車速が約 2  km/h 以上のときはセレク
トレバー を 

  へ操作しても、メー

ター内のセレクトレバー位置表示が N
で点滅してギヤが 

  に入りません。

セレクトレバーを 

 へ操作するとき

は、完全に停車してから操作してくだ
さい。

■ 正しい運転姿勢

車を後退させるときは身体をひねった運
転姿勢になり、ペダルが踏みにくくなり
ます。ブレーキペダルやアクセルペダル
が確実に踏める姿勢で運転操作をしてく
ださい。

■ 前進や後退を繰り返すとき

前進と後退を繰り返すときなどは、セ
レクトレバーを 

 や 

 に入れてい

たことを忘れることがあります。車を
前進させたあとは、すぐに 

  から

 、後退させたあとはすぐに 

 から

  に入れ、メーター内のセレクトレ

バー位置表示が N になっていることを
確認する習慣をつけてください。

車庫入れなどで前進や後退を繰り返す
ときは、ブレーキペダルを踏んで完全
に停止してから、セレクトレバーを操
作し、メーター内のセレクトレバー位
置表示が前進のときは1(2速発進モー
ドインジケーターが点灯しているとき
は2)、後退のときにはRになっている
ことを目で確認してください。
→ 4-34ページ

(2速発進モード選択機能)

■ バックブザー

セレクトレバーを 

 に入れると、車外

の人に車の後退を知らせるために、警告
ブザーがなります。

システムが自動で変速するときには作
動音が聞こえたり、変速時の衝撃を感
じたりすることがありますが、異常で
はありません。

1

R

2

N

R

R

R

R

R

R

バックブザー付の車であってもブザー
だけでは、車が後退していることを車
外の人へ確実に知らせることはできま
せん。車を後退させるときは、車から
降りて自分の目で車の後方を確認して
ください。

D

R

D

N

R

N

タイプ別装備

R

000-取扱説明書.book  43 ページ  2017年6月20日 火曜日 午前9時58分

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

4

運転するときは/チェンジレバー

4-44

こんなことにも気をつけて

■ 車を少し移動させるとき

少しだけ移動するときでも、ブレーキペ
ダルやアクセルペダルが確実に踏める正
しい運転姿勢をとってください。

67H20110

■ 停車するとき

チェンジレバーを操作するときは、ク
ラッチペダルをいっぱいに踏みます。

誤操作防止のため、5速からR(リバー
ス)に直接入れることはできません。
一度 N(ニュートラル)に入れてから
Rへ操作してください。

64P0240

坂道などで、セレクトレバーを前進の
位置( 

 

 )にしたまま惰性で後退

したり、後退の位置 ( 

 ) にしたまま

惰性で前進したりしないでください。
エンストしてブレーキの効きが悪く
なったり、ハンドルが重くなったりし
て、思わぬ事故につながるおそれがあ
ります。また、故障の原因になります。

車が少しでも動いているときは、セレ
クトレバーを 

 に入れないでくださ

い。トランスミッションが故障する原
因となります。

D M

R

P

チェンジレバーをR(リバース)に入
れるときは、車を完全に停止させてか
ら操作してください。完全に停止して
いない状態で操作すると、トランス
ミッションが破損する原因となりま
す。

チェンジレバー

チェンジレバーの操作

マニュアル車

000-取扱説明書.book  44 ページ  2017年6月20日 火曜日 午前9時58分

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運転するときは/パートタイム4WD車

4-45

4

シフトダウンの上限速度

エンジンの過回転を防ぐため、次の表に
示す上限速度以下でシフトダウンしてく
ださい。

※走行条件やお車のタイプにより、この

上限速度に達しない場合があります。

2-35ページの「4WD車を運転するとき
は」もあわせてお読みいただ
き、パート
タイム 4WD 車の特性や操作上の注意を
十分理解して正しい取扱いをしてくださ
い。

パートタイム 4WD とは、4WD スイッ
チの操作で、2WD(2 輪駆動)または
4WD(4 輪駆動)に切り替えることが
できる4WDシステムです。

4WDスイッチ

駆動状態の切替えに使用します。

64P40110

上図のインパネは代表例です。お車の
タイプにより異なります。

駆動状態が4WDに切り替わると、メー
ター内の4WD表示灯が点灯します。

64P0242

シフトダウン

上限速度(km/h)

2WD車

4WD車

2速 → 1速

25

25

3速 → 2速

45

40

4速 → 3速

75

70

5速 → 4速

110

105

シフトダウン

上限速度(km/h)

2WD車/4WD車

2速 → 1速

30

3速 → 2速

55

4速 → 3速

85

5速 → 4速

130

上限速度を超えた速度でシフトダウン
しないでください。エンジンの回転が
上がりすぎて、エンジンが故障する原
因となります。

ターボなし車

ターボ車

(1) 4WDスイッチ

パートタイム4WD車

2WD4WDの切替え操作

パートタイム4WD車

(1)

000-取扱説明書.book  45 ページ  2017年6月20日 火曜日 午前9時58分

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

4

運転するときは/パートタイム4WD車

4-46

■ 4WDスイッチの各位置のはた

らき

〔2WD〕

一般道路、高速道路などを通常走行する
ときの位置です。通常はこの位置で走行
します。

〔4WD〕

悪路、砂地、積雪路などの滑りやすい路
面を走行するときの位置です。

■ 4WDスイッチの操作

ハンドルが直進状態のときに操作しま
す。

スイッチを押すごとに、2WD と 4WD
が切り替わります。

〔2WD〕〔4WD〕

停車中、または車速が80 km/h 以下の走
行中に操作します。

停車中に〔2WD〕→〔4WD〕の操作を
しても、4WD表示灯が点灯しないこと
があります。その場合は、車を少し前
進または後退させてください。

■ 4WD表示灯

64P0243

メーターパネル内にあります。

→ 1-12ページ(警告灯・表示灯)

4WDスイッチをON(4WD)に操作し
て、駆動状態が4WDに切り替わると点
灯します。

スイッチの状態

メーター内の

表示灯

OFF

(2WD)

消灯

ON

(4WD)

点灯

旋回走行中または雪道などで、タイヤ
を空転させたまま切替え操作をしない
でください。車が思わぬ方向に飛び出
すおそれがあります。また、駆動装置
が損傷するおそれがあります。

走行中の切替え操作は、安全運転に支
障がないように十分注意して行なって
ください。

切替え操作を行なったときに、駆動
装置のモーター音がしますが、これ
は切替え音ですので異常ではありま
せん。

車速が80 km/h以上のときは、スイッ
チを押しても〔2WD〕〔4WD〕の
切替えは行なわれません。

走行中に〔4WD〕〔2WD〕の操作
をしたとき、軽い衝撃を感じること
がありますが異常ではありません。

000-取扱説明書.book  46 ページ  2017年6月20日 火曜日 午前9時58分

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転するときは/ESP

®

4-47

4

4WD スイッチを ON にして走行したと
きに、4WD表示灯が点灯しないときは
システムの異常が考えられます。ス
イッチをOFF(2WD)に切り替えてス
ズキサービス工場に行き、点検を受け
てください。

ESP

®

(※)は、ABS、ブレーキアシスト、

トラクションコントロール、スタビリ
ティコントロール(横滑り防止機能)な
どを総合的に制御して、車両の走行安定
性を補助しようとするシステムです。

※ESP

®

は、Electronic Stability Program

(エレクトロニック スタビリティ プロ

グラム)の略で、Daimler AGの登録商
標です。

■ ABS(アンチロックブレーキ

システム)

4-51ページをお読みください。

■ ブレーキアシスト

ブレーキ踏力を補助する装置です。急ブ
レーキをかけたときに、ABSの効果が十
分に発揮されるまでの時間を短縮しま
す。

しっかりとブレーキペダルを踏まない
と、ブレーキアシストは作動しません。

ブレーキアシストは、本来のブレーキ
性能を超えた制御をする装置ではあり
ません。

■ トラクションコントロール

滑りやすい路面での発進時や加速時に起
こる駆動輪の過度の空転を、ブレーキ制
御およびエンジン出力制御により防ぎ、
適切な駆動力を確保しようとする補助機
能です。

停車中に4WDスイッチをONにしたと
きは、4WD 表示灯が消灯していても、
走行したときに点灯すれば正常です。

ESP

®

ESP

®

装備車の取扱い

タイプ別装備

000-取扱説明書.book  47 ページ  2017年6月20日 火曜日 午前9時58分

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

4

運転するときは/ESP

®

4-48

■ ス タ ビ リ テ ィ コ ン ト ロ ー ル

(横滑り防止機能)

急激なハンドル操作をしたり、滑りやす
い路面で旋回したりするときの車の横滑
りなどを抑制することで、車両の走行安
定性を補助しようとする機能です。

ESP

®

作動表示灯

65P40080

メーターパネル内にあります。
→ 1-12ページ(警告灯・表示灯)

常に周囲の状況を確認して、安全運転
に努めてください。ESP

®

による制御

には限界があります。

次のことをお守りください。
守らないと ESP

®

が正常に作動しな

くなったり、誤作動につながったり
するおそれがあります。
・タイヤの空気圧を指定空気圧に調

整する
→ 8-5ページ(タイヤの空気圧)

・タイヤ交換時は指定のサイズで、

4 輪ともサイズ、銘柄、トレッド
パターン(溝模様)が同一のもの
を装着する

・著しく摩耗状態の異なるタイヤを

使用しない

・サスペンションやブレーキを改造

しない(車高やサスペンションの
硬さ変更など)

・サスペンションやブレーキを著し

く劣化した状態で走行しない

・エンジンを改造しない(マフラー

の改造など)

・LSD(リミテッドスリップデフ)

を装着するなどの改造をしない

タイヤチェーンや応急用スペアタイ
ヤ(タイプ別装備)を装着したときな
どには、ESP

®

が正常に作動しない場

合があります。

次のような操作をすると、一時的に
モーター音やカチッという音が聞こ
えることがあります。これはシステ
ムをチェックしている音で異常では
ありません。
・エンジンスイッチを 

 にしたと

・ブレーキペダルを踏んだ状態でエ

ンジンスイッチを 

 にし、最初

にブレーキペダルから足を離した
とき

・エンジンをかけたとき
・エンジンをかけ、最初の発進時

エンジン回転が高いときに ESP

®

が作

動すると、エンジン回転の変動や車
体 の 振 動 を 感 じ る こ と が あ り ま す
が、異常ではありません。

ON

ON

000-取扱説明書.book  48 ページ  2017年6月20日 火曜日 午前9時58分

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転するときは/ESP

®

4-49

4

ESP

®

の電子制御システムに異常がある

と、エンジンスイッチが 

 のときに

点灯します。点灯中は次のようになり
ますので、スズキサービス工場で点検
を受けてください。
・次の機能が作動しません。

・トラクションコントロール
・スタビリティコントロール
・レーダーブレーキサポート

→ 4-56ページ(レーダーブレー

キサポート(RBS))

・誤発進抑制機能

→ 4-61ページ

(誤発進抑制機能)

・ヒルホールドコントロールも作動し

ない場合があります。
→ 4-55ページ

(ヒルホールドコントロール)

・ABSは作動します。

・ブレーキアシストは、故障状況に

よっては作動しない場合がありま
す。

次のような状況になると、0.2秒間隔で
小刻みに点滅します。
・発進時や加速時にトラクションコン

トロールが作動している

・急ハンドル時や旋回時にスタビリ

ティコントロールが作動している

システムが正常な場合はエンジンス
イッチを 

 にしたときに、約2秒間

点灯したあと消灯します。

ESP

®

 OFFスイッチ

次のようなときは、メーター内のESP

®

OFF 表示灯が点灯するまで ESP

®

 OFF

スイッチを押し続けてください。トラ
クションコントロールおよびスタビリ
ティコントロールが作動しなくなりま
す。
・スタックからの脱出などの場合。ト

ラクションコントロールが脱出に適
さないときがあります。

次のような操作をすると、ESP

®

  OFF

表示灯が消灯し、トラクションコント
ロールおよびスタビリティコントロー
ルが作動可能な状態にもどります。
・もう一度ESP

®

 OFFスイッチを押す

・車速が約30 km/hを超えたとき
・一度エンジンを止め、再始動する

ON

ON

小刻みに点滅したときは、滑りやすい
路面で、車がスタックまたは横滑りし
やすい状態になっています。とくに慎
重に運転してください。

点灯中はトラクションコントロールお
よびスタビリティコントロールは作動
しませんが、ABSは使用することがで
きます。

000-取扱説明書.book  49 ページ  2017年6月20日 火曜日 午前9時58分

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4

運転するときは/ESP

®

4-50

64P40120

上図のインパネは代表例です。お車の
タイプにより異なります。

ESP

®

 OFF表示灯

65P40100

メーターパネル内にあります。
→ 1-12ページ(警告灯・表示灯)

エンジンスイッチが 

  のときに、

ESP

®

 OFF スイッチを長押しすると点

灯します。
・点灯中は、トラクションコントロー

ルおよびスタビリティコントロール
は作動しません。

システムが正常な場合はエンジンス
イッチを 

 にしたときに、約2秒間

点灯したあと消灯します。

安全のため、ESP

®

 OFFスイッチを操

作しても、ABSおよびブレーキアシス
トは作動停止の状態になりません。

車速が30 km/hを超えるとトラクショ
ンコントロールおよびスタビリティ
コントロールは作動可能な状態に自
動復帰するため、スイッチを操作して
も一時的な停止しかできません。

レーザーレーダー装備車はESP

®

 OFF

スイッチの位置が作動停止(OFF)の
とき、次の機能も停止します。(※)
・レーダーブレーキサポート(RBS)
・誤発進抑制機能

※ 作動(ON)/作動停止(OFF)切

替え時、ブザーが鳴ります。
→ 4-64ページ

(レーダーブレーキサポート
(RBS)OFFスイッチ)

ON

ON

000-取扱説明書.book  50 ページ  2017年6月20日 火曜日 午前9時58分

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運転するときは/ESP

®

4-51

4

ABS(アンチロックブレーキ
システム)とは

ブレーキをかけたときのタイヤのロック
を自動的に防止することで、走行安定性
や操舵性を確保しようとする装置です。

制動距離について

ABSは制動距離を短くするものではあり
ません。

常に周囲の状況を確認して、安全運
転に努めてください。ABS による制
御には限界があります。

ABS は、タイヤのグリップ限界を超
えたり、ハイドロプレーニング現象
(※)が起こったりした場合は効果
を発揮できません。
※雨天の高速走行などで、タイヤと

路面の間に水膜が発生し、接地力
を失ってしまう現象

ABS

ABS装備車

急ブレーキをかけたときや、滑りや
すい路面でブレーキをかけたときの
制動距離は、ABS がついていない車
と同等です。

次のようなときは、ABS のついてい
ない車より制動距離が長くなること
があります。スピードを控えめにし
て、車間距離を十分にとってくださ
い。
・凸凹道や石だたみなどの悪路
・じゃり道、新雪路
・道路の継ぎ目などの段差を乗り越

えるとき

・マンホールなど鉄板の上を通過す

るとき

・タイヤチェーンの装着時

急 ブ レ ー キ 時 に は、ポ ン ピ ン グ ブ
レーキ(※)をせずに、ブレーキペ
ダルを思い切り強く踏み込んでくだ
さ い。ポ ン ピ ン グ ブ レ ー キ を す る
と、制動距離が長くなります。
※ブレーキペダルを数回に分けて小

刻みに踏むブレーキのかけかた

路面の状況によりますが、約10 km/h
以下ではABSが作動しません。

000-取扱説明書.book  51 ページ  2017年6月20日 火曜日 午前9時58分

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4

運転するときは/ESP

®

4-52

ABS作動時の振動や音

ブレーキペダルを強く踏むと、ブレーキ
ペダル、ハンドル、車体の小刻みな振動
を感じることがあります。これはABSの
作動によるもので、異常ではありませ
ん。ブレーキペダルをそのまま強く踏み
続けてください。

タイヤについて

A BS は 、こ ん な場 合 にも ブ
レーキをかけると作動するこ
とがあります

滑りやすい路面を走行しているとき

80J1040

80J1041

80J1042

エンジンをかけて発進した直後に、一
時的にモーター音などが聞こえること
があります。これはシステムをチェッ
クしている音で、異常ではありません。

ABSは、各車輪の回転速度をセンサー
で検出しています。タイヤ交換時は、
指定のサイズで、4輪ともサイズ、メー
カー、銘柄、トレッドパターン(溝模
様)が同一のものを装着してください。
また、著しく摩耗状態の異なるタイヤ
を使用しないでください。正確な回転
速度が検出できなくなって ABS が正
常に機能しなくなり、思わぬ事故につ
ながるおそれがあります。

ʨʽʥ˂ʵ

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000-取扱説明書.book  52 ページ  2017年6月20日 火曜日 午前9時58分

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