Toyota Hilux (2018 year). Manual japanese - part 23

 

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Toyota Hilux (2018 year). Manual japanese - part 23

 

 

351

7

万一の場合には

7-2. 緊急時の対処法

バッテリーがあがったときは

ブースターケーブルと 12V のバッテリー付き救援車があれば、次の手順
に従って、エンジンを始動させることができます。

ボンネットを開ける(→ P. 274)

バッテリーの+端子のカバーをはずし、ブースターケーブルを次の順
につなぐ

赤色のブースターケーブルを自車のバッテリーの + 端子につなぐ

赤色のブースターケーブルのもう一方の端を救援車のバッテリーの
+端子につなぐ

黒色のブースターケーブルを救援車のバッテリーの−端子につなぐ

黒色のブースターケーブルのもう一方の端をバッテリーから離れ
た、未塗装の金属部(図に示すような固定された部分)につなぐ

バッテリーがあがった場合、次の手順でエンジンを始動することができ
ます。

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352

7-2. 緊急時の対処法

救援車のエンジンをかけ、回転を少し高めにして、約 5 分間自車の
バッテリーを充電する

スマートエントリー&スタートシステム装着車は、エンジンスイッチ
が OFF の状態で、いずれかのドアを開閉する

スマートエントリー&スタートシステム非装着車:
救援車のエンジン回転を維持したまま、自車のエンジンをかける

スマートエントリー&スタートシステム装着車:
救援車のエンジン回転を維持したまま、エンジンスイッチをいったん
イグニッション ON モードにしてから、自車のエンジンをかける

自車のエンジンが始動したら、ブースターケーブルをつないだときと
逆の順ではずす

エンジンがかかっても、早めにトヨタ販売店で点検を受けてください。

バッテリーあがり時の始動について

この車両は、押しがけによる始動はできません。

バッテリーあがりを防ぐために

エンジンがかかっていないときは、ランプやエアコンの電源を切ってください。

渋滞などで長時間止まっているときは、不必要な電装品の電源を切ってくださ
い。

バッテリーあがり時や取りはずし時は

コンピューターに記憶されている情報が消去されます。バッテリーがあがった
ときはトヨタ販売店で点検を受けてください。

パワーウインドウが正常に閉まらないときは、パワーウインドウの初期化を実
施してください。(→ P. 134)

知識

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7-2. 緊急時の対処法

7

万一の場合には

バッテリーの充電について

バッテリーの電力は、車両を使用していないあいだも、一部の電装品による消費
や自然放電のために、少しずつ消費されています。そのため、車両を長期間放置
すると、バッテリーがあがってエンジンを始動できなくなるおそれがあります。

(バッテリーは走行中に自動で充電されます)

バッテリーあがり時や取りはずし時など

(スマートエントリー&スタートシステム装着車)

バッテリー脱着直後はスマートエントリー&スタートシステムによるドアの解
錠ができない場合があります。解錠できなかった場合はワイヤレスリモコン、ま
たはメカニカルキーで解錠・施錠を実施してください。

バッテリー脱着後、最初のエンジン始動は失敗することがあります。2  回目以
降のエンジン始動は正常に動作しますので、問題ではありません。

車両は常にエンジンスイッチの状態を記憶しています。バッテリー脱着時、車
両はバッテリーをはずす前の状態に復帰します。バッテリーを脱着する際は、エ
ンジンスイッチを OFF にしてから行ってください。バッテリーがあがる前の状
態が不明の場合、バッテリー接続時は特に注意してください。

バッテリーの交換について

欧州規格バッテリーを使用してください。

交換前と同一のケースサイズ(LN4)、20 時間率容量(20HR)が同等(80Ah)
以上、かつ性能基準値(CCA)が同等(650A)以上のバッテリーを使用して
ください。

・ ケースサイズが異なると、バッテリーが正しく固定されません。
・ 20  時間率容量が小さいと、車両を使用していない期間が短い期間であって

もバッテリーがあがって、エンジンの始動ができなくなるおそれがあります。

詳しくは、トヨタ販売店にご相談ください。

354

7-2. 緊急時の対処法

警告

バッテリー端子をはずすときは

必ず−端子を先にはずしてください。+端子を先にはずすと、+端子が周辺の
金属部分にふれた場合、火花が発生し火災につながるおそれがあるほか、感電
し重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

バッテリーの引火または爆発を防ぐために

バッテリーから発生する可燃性ガスに引火して爆発するおそれがあり危険です
ので、火や火花が発生しないよう、次のことをお守りください。

ブースターケーブルは正しい端子または接続箇所以外に接続しない

+端子に接続したブースターケーブルの先を付近のブラケットや未塗装の金
属部に接触させない

ブースターケーブルは + 側と−側の端子を絶対に接触させない

バッテリー付近では、喫煙したりマッチやライターなどで火を起こさない

バッテリーの取り扱いについて

バッテリー内には有毒で腐食性のある酸性の電解液が入っており、また関連部
品には鉛または鉛の混合物を含んでいるので、取り扱いに関し、次のことを必
ずお守りください。

バッテリーを取り扱うときは保護メガネを着用し、液(酸)が皮膚・衣服・車
体に付着しないようにする

必要以上、顔や頭などをバッテリーに近付けない

誤ってバッテリー液が体に付着したり目に入ったりした場合、ただちに大量の
水で洗い、すぐに医師の診察を受ける
また、医師の診察を受けるまで、水を含ませたスポンジや布を患部にあててお

誤ってバッテリー液を飲み込んだ場合、多量の水を飲んで、すぐに医師の診察
を受ける

バッテリーの支柱・ターミナル・その他の関連部品の取り扱い後は手を洗う

お子さまをバッテリーに近付けない

バッテリーの交換について

液栓やインジケーターがステーに近いと、バッテリー液(硫酸)がもれだすお
それがあります。

バッテリーの交換については、トヨタ販売店にご相談ください。

355

7-2. 緊急時の対処法

7

万一の場合には

注意

ブースターケーブルの取り扱いについて

ブースターケーブルを接続したり、取りはずすときは、冷却ファンやベルトに
巻き込まれないように十分注意してください。

356

7-2. 緊急時の対処法

オーバーヒートしたときは

安全な場所に停車し、エアコンを OFF にしてから、エンジンを停止す

蒸気が出ている場合:
蒸気が出なくなったことを確認してから、注意してボンネットを開け

蒸気が出ていない場合:
注意してボンネットを開ける

エンジンが十分に冷えてから、ラジエーターコア部(放熱部)やホー
スなどからの冷却水もれを点検する

ラジエーター

ファン

多量の冷却水もれがある場合は、た
だちにトヨタ販売店に連絡してくだ
さい。

冷却水の量がリザーバータンクの “F”(上限)と “L”(下限)の
あいだにあるかを点検する

リザーバータンク

“F”(上限)

“L”(下限)

次のような場合は、オーバーヒートの可能性があります。

水温計(→ P. 78)の針がレッドゾーンに入ったり、エンジン出力が
低下する(スピードが出ないなど)

エンジンルームから蒸気が出る

対処方法

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7-2. 緊急時の対処法

7

万一の場合には

冷却水が不足している場合は、冷
却水を補給する

冷却水がない場合は、応急措置として
水を補給してください。

エンジンを始動し、エアコンを作動させてラジエーター冷却用のファ
ンが作動しているか、およびラジエーターコアやホースなどから冷却
水もれがないことを再度確認する

エンジンが冷えた状態での始動直後は、エアコンを ON にすることでファンが作動
します。ファンの音や風で確認してください。わかりにくいときは、エアコンの
ON・OFF をくり返してください。

(ただし、氷点下となる寒冷時はファンが作動しないことがあります)

ファンが作動していない場合:
すぐにエンジンを停止し、トヨタ販売店に連絡する

ファンが作動している場合:
最寄りのトヨタ販売店で点検を受ける

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358

7-2. 緊急時の対処法

警告

エンジンルームを点検するとき

次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、やけどなどの重大な傷害を受けるおそれがあります。

エンジンルームから蒸気が出ている場合は、蒸気が出なくなるまでボンネット
を開けないでください。エンジンルーム内が高温になっています。

手や着衣(特にネクタイ・スカーフ・マフラーなど)をファンやベルトから離
してください。手や着衣が巻き込まれ、重大な傷害を受けるおそれがあり危険
です。

エンジンおよびラジエーターが熱い場合は、冷却水リザーバータンクのキャッ
プを開けないでください。
高温の蒸気や冷却水が圧力によって噴き出すおそれがあります。

注意

冷却水を入れるとき

エンジンが十分に冷えてからゆっくり入れてください。
エンジンが熱いときに急に冷たい冷却水を入れると、エンジンが損傷するおそ
れがあります。

冷却系統の故障を防ぐために

次のことをお守りください。

異物(砂やほこりなど)を冷却水に混入させない

市販の冷却水添加剤を使用しない

359

7

万一の場合には

7-2. 緊急時の対処法

スタックしたときは

パーキングブレーキをかけ、シフトレバーを P にして、エンジンを停
止する

タイヤ前後の土や雪を取り除く

タイヤの下に木や石などをあてがう

エンジンを再始動する

リヤデフロック

を ON にする(→ P. 215)

シフトレバーを D または R に入れ、パーキングブレーキを解除して注
意しながらアクセルペダルを踏む

脱出しにくいとき

ぬかるみや砂地・雪道などでタイヤが空転したり、埋まり込んで動けな
くなったときは、次の方法で脱出してください。

知識

を押して TRC / A-TRC を OFF にし

てください。

警告

脱出するときは

前進と後退をくり返してスタックから脱出する場合、他の車・ものまたは人と
の衝突を避けるため周囲に何もないことを確認してください。
スタックから脱出するとき、車が前方または後方に飛び出すおそれがあります
ので、特に注意してください。

シフトレバーを操作するときは

アクセルペダルを踏み込んだまま操作しないように気を付けてください。
車が急発進し、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。

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:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

6

360

7-2. 緊急時の対処法

注意

トランスミッションやその他の部品への損傷を避けるために

タイヤが空転するのを避け、必要以上にアクセルペダルを踏まないでくださ
い。

上記の方法で脱出できなかった場合、けん引による救援が必要です。

スタックから脱出する際にオートマチックトランスミッションの油温に関す
る警告メッセージが表示されたときは、ただちにアクセルペダルから足を離し
て警告メッセージが表示されなくなるまで待ってください。トランスミッショ
ンが故障するおそれがあります。(→ P. 165)

車両情報

361

8

8-1. 仕様一覧

メンテナンスデータ

(指定燃料・

オイル量など)......................362

8-2. カスタマイズ機能

ユーザーカスタマイズ

機能一覧................................368

362

8-1. 仕様一覧

メンテナンスデータ(指定燃料・オイル量など)

使用するオイルの品質により、お車の寿命は著しく左右されます。
トヨタ車には最も適したトヨタ純正オイル・液類(以下、

「指定銘柄」と

いいます)のご使用をおすすめします。

指定銘柄以外を使用される場合は、指定銘柄に相当する品質のものをご
使用ください。

燃料

指定燃料

容量 [L](参考値)

超低硫黄軽油(S10ppm 以下)

80

363

8

8-1. 仕様一覧

車両情報

エンジンオイルの容量は交換する際の目安です。オイル量の確認は、エンジン
を暖機後に停止し、5 分以上経過してからレベルゲージで行ってください。

指定エンジンオイル

JASO 規格 DL-1 に合致したオイルをご使用ください。
なお、JASO規格合格油の缶にはJASO DL- 1マークが付いています。

JASO DL-1 マーク

エンジンオイル

指定銘柄

容量 [L](参考値

オイルのみ

交換

オイルと

オイルフィルター

交換

トヨタ純正キヤッスルディーゼルオイル 
DL-1 0W-30



JASO DL-1, SAE 0W-30

トヨタ純正キヤッスルディーゼルオイル 
DL-1 5W-30



JASO DL-1, SAE 5W-30

7.0

7.5

注意

エンジンオイルの交換について

エンジンオイルは必ず指定の規格に相当する品質のものをご使用ください。
異なる品質のオイルを使用すると、排出ガス浄化装置の寿命短縮につながりま
す。

エンジンオイルは必ず約 20,000km ごと(ただし 12ヶ月をこえないこと)、
オイルフィルターは必ず約 20,000km ごとに交換してください。
定められた期間でエンジンオイル・オイルフィルターを交換しないと、排出ガ
ス浄化装置やターボ装置などの故障につながるおそれがあります。

364

8-1. 仕様一覧

エンジンオイル推奨粘度

下記図に基づき、外気温に適した粘度のものをご使用ください。

0W-30  は新車時に充填されており、上記図に示す中では、最も省燃費性
に優れるオイルです。

オイル粘度について(例として 0W-30 で説明します):

・ 0W-30 の 0W は、低温時のエンジン始動特性を示しています。W

の前の数値が小さいほど冬場や寒冷時のエンジン始動が容易になり
ます。

・ 0W-30 の 30 は、高温時の粘度特性を示しています。

粘度の高い(数値が大きい)オイルは、高速または重負荷走行に適
しています。

365

8

8-1. 仕様一覧

車両情報

交換が必要な際はトヨタ販売店にご相談ください。

ラジエーター

指定銘柄

容量 [L](参考値)

トヨタ純正スーパーロングライフクーラント

凍結保証温度

濃度 30%  − 12℃
濃度 50%  − 35℃

9.6

オートマチックトランスミッション

指定銘柄

容量 [L](参考値

トヨタ純正オートフルード WS

9.5

ディファレンシャル

指定銘柄(推奨粘度)

項目

容量 [L]

(参考値)

トヨタ純正ディファレンシャルギヤオイル LT

(API GL-5 SAE 75W-85)

フロント

1.60

リヤ

デフロック

非装着車

3.65

デフロック

装着車

3.60

トランスファー

指定銘柄(推奨粘度)

容量 [L](参考値)

トヨタ純正トランスファーギヤオイル LF

(SAE 75W)

1.0

パワーステアリング

指定銘柄

容量 [L](参考値)

トヨタ純正パワーステアリングフルード

0.8

366

8-1. 仕様一覧

ブレーキフルード

ブレーキペダル

エンジン回転時に 490 N(50 kgf)の踏力をかけたときの床板とのすき間の
最小値

パーキングブレーキ

ノッチとは、パーキングブレーキをかけるときの節度(“ カチッ ” という音)
のことです。

ブレーキ

指定銘柄

トヨタ純正ブレーキフルード 2500H-A

項目

基準値 [mm]

遊び

1 ∼ 6

踏み込んだときの床板とのすき間

90

項目

基準値 [ 回数 ]

引きしろ
操作力 200 N (20 kgf) のときのノッチ

7 ∼ 9

ウォッシャータンク

容量 [L](参考値)

4.5

タイヤ・ホイール

タイヤサイズ

ホイールサイズ 積載状態

タイヤが冷えているときの

空気圧 kPa(kg/cm

2

前輪

後輪

2 6 5 / 6 5 R 1 7
112S

17×7 1/2J

空荷

200(2.0)

200(2.0)

積荷

230(2.3)

250(2.5)

 

 

 

 

 

 

 

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