Toyota Alphard (2017 year). Manual japanese - part 23

 

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Toyota Alphard (2017 year). Manual japanese - part 23

 

 

351

4-5. 運転支援装置について

4

運転

マルチインフォメーションディスプレイに「IPA システムチェック 販
売店で点検してください」が表示されたときは

システムに異常があるおそれがあります。ただちにトヨタ販売店で点
検を受けてください。

インテリジェントパーキングアシスト2作動中にナビゲーション画面
が黒くなったときは

無線の電波による影響を受けているか、システムになんらかの異常が
発生しているおそれがあります。
無線のアンテナをカメラの近くに設置している場合は、できるだけ離
して設置してください。無線のアンテナがカメラの近くになく、パワー
スイッチを一度 OFF にしてから、再度ハイブリッドシステムを始動し
ても画面が正常に表示されない場合は、トヨタ販売店で点検を受けて
ください。

ハンドル操作でアシスト中止

スイッチでアシスト再開

ハンドルの自動操作が作動しているときにハン
ドルを操作した

o ハンドルの自動操作が作動しているときは、

ハンドルに手を添えて使用してください。

速度が速すぎるため使用でき
ません

アシスト開始時の車速が速い

o ブレーキペダルを踏み、約 30km/h 以下に

減速してください。

速度が速すぎます
減速してください

アシスト中の車速が速い

o ブレーキペダルを踏み、約4km/h 以下に減

速してください。

速 度 超 過 で ア シ ス ト 中 止

スイッチでアシスト再開

アシスト中の車速が速く、アシストが中止した

o 停車してハンドルに力を加えないように手

を添えた状態で IPA スイッチを押すとアシ
ストが再開します。

スイッチでアシスト再開

インテリジェントクリアランスソナーの作動に
より、アシストが中止した

oP. 307

後方の障害物に接近

シフト→ [D] にしてください

前方の障害物に接近

シフト→ [R] にしてください

メッセージ

状況・対処方法

352

4-5. 運転支援装置について

画面に映る範囲について

バンパー後端から車の後方(右図
の範囲)が映ります。

車や路面の状況により、映る範
囲は異なることがあります。

カメラに映る範囲には限度が
あり、バンパーの両端付近やバ
ンパーの下にあるものは映り
ません。

インテリジェントパーキング
アシスト2のカメラは特殊な
レンズを使用しているため、画
面に映る映像の距離感覚は実
際の距離とは異なります。

カメラについて

ナンバープレートの上側に取り
付けられています。

カメラのお手入れについて

カメラのレンズが汚れていると、鮮明な画像が得られません。
水滴、雪、泥などの汚れが付着したときは十分な量の水でカメラの
汚れを洗い流し、カメラのレンズを水で湿らせた柔らかい布でふき
取ってください。

使用上の注意点について

バンパーの両端付近は映りません

353

4-5. 運転支援装置について

4

運転

白線認識が正常に作動しないおそれのある状況

次のような状況では、路面の駐車枠を検出することができない場合が
あります。

白線のない駐車場(駐車枠がロープ、ブロックなどでつくられて
いる場合)

白線がかすれや汚れなどによってはっきり見えないとき

路面が白っぽく白線とのコントラスト差が小さいとき(コンク
リート路面に黄色線など)

路面の駐車枠線が黄色など白以外の色のとき

夜間や地下、立体駐車場など周囲が暗いとき

降雨時や雨上がりなど、路面が濡れて光っていたり、水たまりが
あるとき

朝日や夕日など、太陽の光がカメラに入るとき

積雪や融雪剤があるとき

路面補修痕、路面表示などやポールなどの障害物があるとき

路面の色や明るさが一様でないとき

カメラにお湯や水をかけたときなど、レンズが曇っているとき

自車の影や木陰などの影響を受けてしまった場合

カメラのレンズが汚れたり、水滴が付着しているとき

次のような状況では、目標駐車位置を誤認識する場合があります。

路面補修痕、路面表示などやポールなどの障害物があるとき

降雨時や雨上がりなど、路面が濡れて光っていたり、水たまりが
あるとき

路面の色や明るさが一様でないとき

勾配がついている駐車場

駐車車両の影響を受けてしまった場合(駐車車両の影、駐車車両
のグリルやサイドステップなど)

白線がかすれや汚れなどによってはっきり見えないとき

自車の影や木陰などの影響を受けてしまった場合

354

4-5. 運転支援装置について

画面と実際の路面との誤差について

距離目安線は、平らな路面に対しての距離の目安を示しています。その
ため、以下の状態のときは、画面で設定した目標駐車位置や、画面のガ
イドと実際の路面上の距離・進路に誤差が生じます。

上り坂が後方にあるとき

実際の距離より手前に距離目安
線が表示されます。そのため、上
り坂に障害物があった場合には、
実際より遠くにあるように見え
ます。

同様にガイド線と実際の路面上
の進路や目標駐車位置にも誤差
が生じます。

下り坂が後方にあるとき

実際の距離よりうしろに距離目
安線が表示されます。そのため、
下り坂に障害物があった場合に
は、実際より近くにあるように見
えます。

同様にガイド線と実際の路面上
の進路や目標駐車位置にも誤差
が生じます。

誤差

誤差

355

4-5. 運転支援装置について

4

運転

立体物が近くにあるとき

画面のガイドは平面物(道路など)を対象にしています。
張り出しのある立体物(トラックの荷台のような障害物)が近くにある
ときは、以下のことに注意して、ぶつからないようにしてください。

予想進路線について

予想進路線は路面に対して表示されているため、立体物の位置を判断
することはできません。

画面では、トラックの荷台が予想
進路線の外側にあり、ぶつからな
いように見えますが、実際には荷
台が進路上に張り出しているた
めぶつかることがあります。

このように予想進路線が障害物
の近くを通るときは、後方や周辺
の安全を直接確認してください。

356

4-5. 運転支援装置について

距離目安線について

距離目安線は路面に対して表示
されているため、立体物との距離
を判断することはできません。

後方や周囲の安全を直接確認し
てください。画面では、距離目安
線により B の位置にトラックが
駐車してあるように見えますが、
実際には A の位置まで後退する
と、ぶつかります。画面では A、
B、C の順に近く見えますが、実
際の距離はA とC は同じ距離で、
B は A と C より遠い距離にあり
ます。

センサーについて

センサーにより駐車車両を検出
して、駐車位置を特定しやすくし
ます。

フロントサイドセンサー

リヤサイドセンサー

C

A

B

A・B・C の位置

1
2

357

4-5. 運転支援装置について

4

運転

駐車車両が目標駐車位置の奥にある場合は、距離が遠くなるため検出できない
ことがあります。また、駐車車両の形状や条件によっては検出距離が短くなっ
たり、検出できないことがあります。

知識

車庫入れアシストモード時のセンサー感
知範囲について

目標駐車位置

縦列駐車アシストモード時のセンサー感
知範囲について

目標駐車位置

1

1

1

1

358

4-5. 運転支援装置について

柱や壁など駐車車両以外は検出できない
ことがあります。また、検出できても目標
駐車位置がずれることがあります。

歩行者などを検出して目標駐車位置がず
れることがあります。

歩行者

1

2

1

359

4-5. 運転支援装置について

4

運転

警告

インテリジェントパーキングアシスト2を過信しないでください。一般の車と
同様、必ず後方や周辺の安全を直接確認しながら慎重に前進または、後退して
ください。

ナビゲーション画面だけを見ながら後退することは絶対にしないでください。
画面に映っている映像と実際の状況は異なることがあり、画面だけを見て後退
すると車をぶつけたり、思わぬ事故を引き起こすおそれがあります。後退する
ときは、必ず目視やミラーなどで後方や周辺の安全を直接確認してください。

前進または、後退するときは、ブレーキペダルを踏んで車速調整しながら、
ゆっくり前進または、後退してください。

周辺の車両や障害物、人などに接触しそうなときは、ブレーキペダルを踏んで
停車し、IPA スイッチを押してシステムを中止してください。

駐車区画のある平坦な駐車場で使用してください。

使用中はハンドルが自動的に回転するため、次の点に注意してください。

・ ネクタイ、スカーフ、腕などを巻き込むおそれがあります。上体をハンド

ルに近づけないでください。また、お子様がハンドルに近づかないよう注
意してください。

・ 爪が長いとハンドルが回転する際にけがをするおそれがあります。
・ 万一のときは、ブレーキペダルを踏んで停車し、IPA  スイッチを押してシ

ステムを中止してください。

駐車するときは、必ず目標駐車位置に車を駐車できるかを確認してから操作を
行ってください。

次のような状況では、使用しないでください。

・ 駐車場以外の場所
・ 砂地、砂利地のような駐車枠のない整備されていない駐車場
・ 傾斜、段差のある平坦でない駐車場
・ 凍結したり、すべりやすい路面、または雪道
・ 真夏の炎天下でアスファルトがとけているようなとき
・ 目標駐車位置(青の枠の中)や自車と目標駐車位置との間に障害物がある

とき

・ 人や車両などの通行量の多いとき
・ 駐車不可能な場所(車両が入らない程狭い。崖など)
・ カメラのレンズの汚れ、西日、影、雪などで画面が見にくいとき
・ タイヤチェーン、応急用タイヤを使用しているとき
・ バックドアが完全に閉まっていないとき

メーカー出荷時装着タイヤ以外のタイヤは使用しないでください。システムが
正常に作動しないおそれがあります。また、タイヤを交換すると、画面に表示
される線や枠の表示位置に誤差が生じることがあります。タイヤを交換すると
きは、トヨタ販売店にご相談ください。

360

4-5. 運転支援装置について

警告

次のような状況では、設定した位置にアシストできない場合があります。

・ タイヤが極端に磨耗していたり、空気圧が低いとき
・ 極端に重いものを積んでいるとき
・ 車両の片側にだけ荷物などを積んで車両が傾いているとき
・ 駐車場にロードヒーター(路面凍結防止用のヒーター)が設置されている

とき

・ タイヤを縁石などに強く当てて、ホイールアライメントが正常でないとき
上記の場合以外で設定位置と車両の位置が大きくずれる場合は、トヨタ販売
店で点検を受けてください。

外気温が低い場合、画面が暗くなったり、映像が薄れることがあります。とく
に動いているものの映像が歪む、または画面から見えなくなることがあるた
め、必ず周囲の安全を直接目で確認しながら運転してください。

インテリジェントパーキングアシスト 2 が正常に作動しなくなり、思わぬ事故
につながるおそれがありますので、次のことにご注意ください。

・ カメラ部を強くたたいたり、物をぶつけるなど、強い衝撃を与えないでく

ださい。カメラの位置、取り付け角度がずれるおそれがあります。

・ カメラ部は防水構造となっていますので、取りはずし・分解・改造をしな

いでください。

・ カメラのレンズを強くこすったり、硬いブラシや研磨剤などでみがいたり

するとレンズが傷付き、映像に悪影響をおよぼすおそれがあります。

・ カメラ部に有機溶剤・ボディワックス・油膜取り剤・ガラスコート剤など

を付着させないでください。付着したときは、すぐにふき取ってください。

・ 寒いときにお湯をかけるなどして急激な温度変化を与えないでください。
・ カメラ部をぶつけたときや、画面に表示されるカメラ取り付け状態確認線

(→ P. 310)がバンパー端に一致していないときは、カメラの位置、取り

付け角度がずれているおそれがあります。早めにトヨタ販売店で点検を受
けてください。

・ 洗車時に高圧洗浄機でカメラやカメラ周辺に直接水を当てないでくださ

い。高水圧のためカメラの故障の原因となることがあります。

361

4-5. 運転支援装置について

4

運転

警告

センサーが正常に作動しなくなり、思わぬ事故につながるおそれがありますの
で、次のことにご注意ください。

・ センサー部付近を強くたたいたり、物をぶつけるなど、強い衝撃を与えな

いでください。装置が正常に作動しなくなるおそれがあります。

・ 高圧洗車機を使用して洗車するときは、センサー部に直接水を当てないで

ください。強い水圧により衝撃が加わり、装置が正常に作動しなくなるお
それがあります。バンパーをぶつけたときは、センサーの故障などにより
装置が正常に作動しなくなっているおそれがあります。トヨタ販売店で点
検を受けてください。

・ センサーに氷、雪、泥などが付着したときは、画面に「現在使用できませ

ん」と表示されることがあります。センサー部についた異物を取り除いて
ください。

次のとき、センサーが正常に作動しないことがあり、思わぬ事故につながるお
それがあり危険です。注意して運転してください。

・ サイドエリアのスキャン(→ P. 288, 289)が完了するまでのあいだは、

サイドエリアに障害物があっても障害物を感知できません。

・ サイドエリアのスキャン完了後でも、車・人・動物などが車両の横からサ

イドエリアに侵入してきた場合は感知できません。

・ センサー部が凍結したとき(解ければ、正常に復帰します)。とくに低温時

には凍結などにより異常表示が出たり、駐車車両があっても感知しないこ
とがあります。

・ センサーを手でふさいだとき
・ 車両姿勢が大きく傾いたとき
・ 炎天下や寒冷時
・ 凸凹道、坂道、砂利道、草むら走行時など
・ 他車のホーン、オートバイのエンジン音、大型車のエアブレーキ音、他車

のセンサーなどの超音波を発生するものが近付いたとき

・ 雨や水しぶきがかかったとき
・ 市販のフェンダーポール、無線機用アンテナを車に付けたとき
・ センサーに駐車車両が近付きすぎたとき
・ 目標駐車位置の隣に駐車車両があるにも関わらず、駐車枠が目標駐車位置

から大きくずれた位置に表示されるときは、センサーの角度がずれている
おそれがあります。トヨタ販売店で点検を受けてください。

・ センサーが感知する範囲には、アクセサリー用品などを取り付けないでく

ださい。

362

4-5. 運転支援装置について

初期化が必要なとき

次の場合には、必ず初期化作業を
行ってください。

補機バッテリーを脱着したと

シフトレバーをRにして、シス
テム初期化中画面が表示され
たとき(補機バッテリー能力の
低下など)

初期化の作業

車を止めた状態で、ハンドルを左
いっぱいにまわしたあと、右いっ
ぱいにまわします。(左右どちら
が先でも可)

通常の画面にもどれば、設定終了
です。システム初期化中画面で、

にタッチすると、操作方法

を表示することができます。

画面に表示された操作をして通常の画面にもどれば設定終了です。

システム初期化中画面、またはヘルプ画面が表示されたままのとき
は、トヨタ販売店で点検を受けてください。

にタッチすると、元の画面にもどります。

システム初期化について

注意

上記操作を行っても、画面が切りかわらないときは、トヨタ販売店で点検を受
けてください。

上記操作を行って、通常の画面にもどったときは、一度アシストモードを使用
して、目標駐車位置に以前と同じようにアシストされることを確認してくださ
い。平坦路で使用しても、以前より斜めになったり、横方向にずれる場合は、
トヨタ販売店で点検を受けてください。

363

4

運転

4-5. 運転支援装置について

運転を補助する装置

ECB(電子制御ブレーキシステム)

電子制御により、ブレーキ操作に応じたブレーキ力を発生させます。

ABS(アンチロックブレーキシステム)

急ブレーキ時やすべりやすい路面でのブレーキ時にタイヤのロックを
防ぎ、スリップを抑制します。

ブレーキアシスト

急ブレーキ時などに、より大きなブレーキ力を発生させます。

VSC(ビークルスタビリティコントロール)

急なハンドル操作や、すべりやすい路面で旋回するときに横すべりを
抑え、車両の姿勢維持に寄与します。

TRC(トラクションコントロール)

すべりやすい路面での発進時や加速時にタイヤの空転を抑え、駆動力
を確保します。

ヒルスタートアシストコントロール

上り坂で発進するときに、車が後退するのを緩和します。

EPS(エレクトリックパワーステアリング)

電気式モーターを利用して、ハンドル操作を補助します。

VDIM(ビークルダイナミクスインテグレイテッドマネージメント)

ABS・ブレーキアシスト・TRC・VSC・ヒルスタートアシストコン
トロール・EPS を総合的に制御します。
滑りやすい路面の走行などで急な運転操作をした際に、ブレーキ・ハ
イブリッドシステム出力を制御することで、車両の安定性確保に貢献
します。

PCS(プリクラッシュセーフティシステム)

P. 369

走行の安全性や運転性能を高めるため、走行状況に応じて次の装置が自
動で作動します。ただし、これらのシステムは補助的なものなので、過
信せずに運転には十分に注意してください。

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

364

4-5. 運転支援装置について

E-Four(電気式 4WD システム)

通常走行からコーナリング時、登坂時、発進時、加速時や雪や雨など
ですべりやすい路面など様々な走行状態に応じて、FF(前輪駆動)走
行状態から 4WD(4 輪駆動)走行状態まで自動的に制御し、安定し
た操縦性・走行安定性に寄与します。

緊急ブレーキシグナル

急ブレーキ時に非常点滅灯を自動的に点滅させることにより、後続車
に注意をうながし、追突される可能性を低減させます。

TRC・VSC・ABS が作動している
ときは、スリップ表示灯が点滅しま
す。

ぬかるみや新雪などから脱出するときに、TRC が作動していると、アク
セルペダルを踏み込んでもハイブリッドシステムの出力が上がらず、脱
出が困難な場合があります。

このようなときに

を押すことにより、脱出しやすくなります。

TRC を停止するには

TRC を停止するには

を押

マルチインフォメーションディスプ
レイに「TRC Off しました」と表示
されます。

もう一度スイッチを押すと、システ
ム作動可能状態にもどります。

TRC・VSC・ABS が作動しているとき

TRC を停止するには

365

4-5. 運転支援装置について

4

運転

VSC と TRC を停止するには

TRC と VSC を停止するには、停車時に

を押し 3 秒以上保持する

VSC OFF 表示灯が点灯し、マルチインフォメーションディスプレイに「TRC
Off しました」と表示されます。

もう一度

を押すと、システム作動可能状態にもどります。

PCS(プリクラッシュセーフティシステム)装着車は、プリクラッシュブ
レーキアシスト・プリクラッシュブレーキも停止します。PCS 警告灯が点
灯し、マルチインフォメーションディスプレイにメッセージが表示されます。

(→ P. 373)

を押さなくてもマルチインフォメーションディスプレイに「TRC  Off  し

ました」が表示されたとき

TRC が作動できない状態になっています。トヨタ販売店にご相談ください。

ABS・ブレーキアシスト・VSC・TRC・ヒルスタートアシストコントロールの
作動音と振動

上記のシステムが作動すると、次のような現象が発生することがありますが、異
常ではありません。

・ 車体やハンドルに振動を感じる
・ 車両停止後もモーター音が聞こえる
・ ABS の作動時に、ブレーキペダルが小刻みに動く
・ ABS の作動終了後、ブレーキペダルが少し奥に入る

ECB の作動音

次のような場合に ECB の作動音が聞こえることがありますが、異常ではありま
せん。

ブレーキペダルを操作したときに、エンジンルームから聞こえる作動音(“カ
チ”、“シュー”、“ジー”という音)

運転席ドアを開けたときに車両前方から聞こえるブレーキシステムのモーター
音(“ジー”という音)

ハイブリッドシステム停止後1∼2分経過時に、エンジンルームから聞こえる作
動音(“カチ”、“シュー”、“ジー”という音)

知識

366

4-5. 運転支援装置について

EPS モーターの作動音

ハンドル操作を行ったとき、モーターの音(“ウィーン”という音)が聞こえる
ことがありますが、異常ではありません。

TRC や VSC の自動復帰について

TRC や VSC を作動停止にした場合でも、ハイブリッドシステム停止後に再始動
すると、自動的に TRC や VSC は作動可能状態にもどります。

TRC OFF の作動制限

TRC のみ作動を停止している場合は、車速が高くなると TRC は作動を再開しま
す。
ただし、TRC と VSC の作動を停止している場合は、車速による作動再開はあり
ません。

EPS の効果が下がるとき

停車中か極低速走行中に長時間ハンドルをまわし続けると、EPS システムのオー
バーヒートを避けるため、EPS の効果が下がりハンドルが重く感じられるよう
になります。
その場合は、ハンドル操作を控えるか、停車し、ハイブリッドシステムを停止し
てください。10 分程度でもとの状態にもどります。

ヒルスタートアシストコントロールの作動条件

次のときシステムが作動します。

シフトレバーの位置が P または N 以外(前進または後退での上り坂発進時)

車両停止状態

アクセルを踏んでいない

パーキングブレーキがかかっていない

ヒルスタートアシストコントロールの自動解除

次のいずれかのときシステムが解除されます。

シフトレバーを P または N の位置にした

アクセルを踏んだ

パーキングブレーキをかけた

ブレーキペダルから足を離して約 2 秒経過した

緊急ブレーキシグナルの作動条件

次のときシステムが作動します。

非常点滅灯が点滅していないこと

車速が約 55km/h 以上

ブレーキペダルが踏み込まれ、車両の減速度から急ブレーキだと判断された

 

 

 

 

 

 

 

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