Toyota Allion (2016 year). Manual japanese - part 8

 

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Toyota Allion (2016 year). Manual japanese - part 8

 

 

111

3

各部の操作

3-4. ハンドル位置・ミラー

作動条件

X

スマートエントリー&スタートシステム非装着車

エンジン スイッチが“ ACC ”または“ ON ”のとき

X

スマートエントリー&スタートシステム装着車

エンジンスイッチがアクセサリーモード、またはイグニッション ON モードの
とき

バッテリー端子の脱着をしたとき

オート電動格納機能の設定がリセットされ、ON の状態にもどります。機能を
OFF にするときは、再度、オート電動格納機能の ON・OFF 切りかえを行って
ください。

ミラーが曇ったとき(ミラーヒーター装着車)

ミラーヒーターを作動させて、曇りを取ることができます。(→ P. 237, 244)

寒冷時に「オート作動」で使用するとき

寒冷時に「オート作動」で使用しているとき、ドアミラーが凍結すると、自動で
格納・復帰ができないことがあります。この場合、ドアミラーに付着している氷
や雪などを取り除いたあと、「マニュアル作動」で作動させるか、手で動かして
ください。

レインクリアリングミラー(寒冷地仕様車)

鏡面に付着した水滴を膜状に広げる親水効果を持つコーティングを施しており、
雨天時における後方視認性を向上させます。

鏡面に汚れなどが付着したときや、地下や屋内駐車場などの日のあたらない場
所に長時間駐車したときなどは親水効果が低下しますが、晴天時に 1・2 日間
太陽光をあてることで親水効果は徐々に回復します。

低下した親水効果を早く回復させたいときは回復作業(→ P. 273)を行ってく
ださい。

知識

112

3-4. ハンドル位置・ミラー

警告

走行中の留意事項

走行中は次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、運転を誤って重大な傷害におよぶか、最悪の場合死
亡につながるおそれがあります。

ミラーの調整をしない

ミラーを格納したまま走らない
走行前に必ず、運転席側および助手席側のミラーをもとの位置にもどして、正
しく調整する

ミラーが動いているとき

手をふれないでください。
手を挟んでけがや、ミラーの故障などの原因になるおそれがあります。

ミラーヒーター

が作動しているとき

鏡面が熱くなるのでふれないでください。

注意

レインクリアリングミラーの取り扱いについて(寒冷地仕様車)

親水効果には限りがあります。長持ちさせるためには次のことをお守りくださ
い。

シリコーン入りの撥水剤や油膜取り剤、ワックス、その他のカーメンテナンス
商品を使用する場合は、鏡面に付着させないよう十分注意してください。

砂の付いた布、油膜取り剤、研磨剤など、鏡面を傷付けるものでこすらないで
ください。

鏡面が凍結したときは、温水をかけるか、ミラーヒーターを作動させるなどし
て解氷してください。
鏡面の凍結部分はプラスチックの板などで削り落とさないでください。

撥水洗車を行ったときは、鏡面を大量の水で洗い、きれいなやわらかい布など
でふき取ってください。

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

113

3

各部の操作

3-5. ドアガラスの開閉

パワーウインドウ

スイッチでドアガラスを開閉できます。

スイッチを操作すると、ドアガラスを次のように動かします。

閉める

自動全閉

開ける

自動全開

途中で停止するときは、スイッチを
反対側へ操作します。

スイッチを押すと、運転席以外のド
アガラスが作動不可になります。

お子さまが誤ってドアガラスを開閉す
ることを防止できます。

作動条件

X

スマートエントリー&スタートシステム非装着車

エンジン スイッチが“ ON ”のとき

X

スマートエントリー&スタートシステム装着車

エンジンスイッチがイグニッション ON モードのとき

挟み込み防止機能

ドアガラスを閉めているときに、窓枠とドアガラスのあいだに異物が挟まると、作
動が停止し、少し開きます。

開閉のしかた

1
2
3
4

ウインドウロックスイッチ

知識

114

3-5. ドアガラスの開閉

巻き込み防止機能

ドアガラスを開けているときに、異物がドアガラスとドアのすき間に巻き込まれ
ると、作動が停止します。

ドアガラスを開閉することができないとき

挟み込み防止機能や巻き込み防止機能が異常に作動してしまい、ドアガラスを開
閉することができないときは、開閉することができないドアのパワーウインドウ
スイッチで、次の操作を行ってください。

車を停止し、エンジンスイッチを“ ON ”(スマートエントリー & スタートシ
ステム非装着車)、またはイグニッション ON モード(スマートエントリー &
スタートシステム装着車)の状態で、挟み込み防止機能や、巻き込み防止機能
が作動したあと約 4 秒以内に、パワーウインドウスイッチを「自動全閉」の位
置で引き続ける、または「自動全開」の位置で押し続けることでドアガラスを
開閉することができます。

上記の操作を行ってもドアガラスが開閉できない場合、機能の初期化を次の手
順で実施してください。

エンジンスイッチを ON またはイグニッション ON モードにする

パワーウインドウスイッチを「自動全閉」の位置で引き続け、ドアガラスを全
閉にする

いったんパワーウインドウスイッチから手を離して、再度パワーウインドウス
イッチを「自動全閉」の位置で約 6 秒以上引き続ける

パワーウインドウスイッチを「自動全開」の位置で押し続け、ドアガラスを全
開にしたあと、さらにスイッチを約 1 秒以上押し続ける

いったんパワーウインドウスイッチから手を離して、再度パワーウイン
ドウスイッチを「自動全開」の位置で約 4 秒以上押し続ける

再度、パワーウインドウスイッチを「自動全閉」の位置で引き続け、ドアガラ
スを閉めたあと、さらにスイッチを約 1 秒以上引き続ける

ドアガラス作動途中でスイッチから手を離すと、最初からやり直しとなります。
以上の操作を行っても反転して閉じ切らない、または全開にならない場合は、
トヨタ販売店で点検を受けてください。

エンジンスイッチ“ LOCK ”(エンジンスイッチ OFF)後の作動

X

スマートエントリー&スタートシステム非装着車

エンジン スイッチを“ ACC ”または“ LOCK ”にしたあとでも、約 45 秒間
ドアガラスを開閉できます。ただし、そのあいだに運転席ドアを開閉すると作動
しなくなります。

X

スマートエントリー&スタートシステム装着車

エンジンスイッチをアクセサリーモード、または OFF にしたあとでも、約 45
秒間ドアガラスを開閉できます。ただし、そのあいだに運転席ドアを開閉すると
作動しなくなります。

1

2

3

4

5

6

115

3

各部の操作

3-5. ドアガラスの開閉

警告

次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお
それがあります。

ドアガラスを開閉するとき

運転者は、乗員の操作を含むすべてのドアガラス開閉操作について責任があり
ます。特にお子さまの誤った操作による事故を防ぐため、お子さまにはドアガ
ラスの操作をさせないでください。お子さまや他の人がドアガラスに挟まれた
り巻き込まれたりするおそれがあります。
また、お子さまが同乗するときはウインドウロックスイッチを使用することを
おすすめします。(→ P. 113)

ドアガラスを開閉するときは、乗員の手・
腕・頭・首などを挟んだり巻き込んだりし
ないようにしてください。特にお子さまへ
は手などを出さないように声かけをして
ください。

車から離れるときはエンジンスイッチを

“LOCK”

(スマートエントリー&スタート

システム非装着車)またはエンジンスイッ
チを OFF(スマートエントリー&スター
トシステム装着車)にし、キーを携帯して
お子さまも一緒に車から離れてください。
いたずらなどによる誤った操作により、思
わぬ事故につながるおそれがあります。

116

3-5. ドアガラスの開閉

警告

挟み込み防止機能

挟み込み防止機能を故意に作動させるため、乗員の手・腕・頭・首などを挟ん
だりしないでください。

挟み込み防止機能は、ドアガラスが完全に閉まる直前に異物を挟むと作動しな
い場合があります。また、挟み込み防止機能は、スイッチを引き続けた状態で
は作動しません。指などを挟まないように注意してください。

巻き込み防止機能

巻き込み防止機能を故意に作動させるため、乗員の手・腕・服などを巻き込ま
せたりしないでください。

巻き込み防止機能は、ドアガラスが完全に開く直前に異物を巻き込むと作動し
ない場合があります。手・腕・服などが巻き込まれないように注意してくださ
い。

運転

117

4

4-1. 運転にあたって

運転にあたって ...................... 118

荷物を積むときの注意........... 129

4-2. 運転のしかた

エンジン(イグニッション)

スイッチ

(スマートエントリー

&スタートシステム
非装着車)............................. 131

エンジン(イグニッション)

スイッチ

(スマートエントリー

&スタートシステム
装着車)................................. 134

オートマチック

トランスミッション ............ 139

方向指示レバー ...................... 142

パーキングブレーキ............... 143

4-3. ランプのつけ方・

ワイパーの使い方

ランプスイッチ.......................144

フロントフォグランプ

スイッチ................................149

ワイパー & ウォッシャー

(フロント)............................150

ワイパー & ウォッシャー

(リヤ)....................................153

4-4. 給油のしかた

給油口の開け方.......................155

4-5. Toyota Safety Sense C

Toyota Safety Sense C ...159

PCS(プリクラッシュ

セーフティシステム)..........164

LDA(レーンディパーチャー

アラート/
車線逸脱警報)......................177

オートマチック

ハイビーム............................183

4-6. 運転支援装置について

先行車発進告知機能 ...............187

クルーズコントロール ...........189

クリアランスソナー ...............193

インテリジェント

クリアランスソナー ............201

Stop & Start System........213

運転を補助する装置 ...............224

4-7. 運転のアドバイス

寒冷時の運転...........................232

118

4-1. 運転にあたって

運転にあたって

→ P. 131, 134

ブレーキペダルを踏んだまま、シフトレバーを D にする(→ P. 139)

パーキングブレーキを解除する(→ P. 143)

ブレーキペダルから徐々に足を離し、アクセルペダルをゆっくり踏み
発進する

シフトレバーは D のまま、ブレーキペダルを踏む

必要に応じて、パーキングブレーキをかける

長時間停車する場合は、シフトレバーを P または N にします。(→ P. 139)

シフトレバーは D のまま、ブレーキペダルを踏む

パーキングブレーキをかけて(→ P. 143)シフトレバーを P にする

(→ P. 139)

スマートエントリー&スタートシステム非装着車:

エンジン スイッチを“ LOCK ”にしてエンジンを停止する

スマートエントリー&スタートシステム装着車:

エンジンスイッチを OFF にしてエンジンを停止する

キーを携帯していることを確認し、ドアを施錠する

坂道の途中で駐車をする場合は、必要に応じて輪止め

を使用してください。

輪止めはトヨタ販売店で購入することができます。

安全運転を心がけて、次の手順で走行してください。

エンジンをかける

発進する

停車する

駐車する

1
2
3

1
2

1
2

3

4

119

4

運転

4-1. 運転にあたって

パーキングブレーキをしっかりかけ、シフトレバーを D にする

アクセルペダルをゆっくり踏む

車が動き出す感触を確認したら、パーキングブレーキを解除し、発進
する

上り坂発進について

ヒルスタートアシストコントロールが作動します。(→ P. 224)

雨の日の運転について

雨の日は視界が悪くなり、またガラスが曇ったり、路面がすべりやすくなった
りするので、慎重に走行してください。

雨の降りはじめは路面がよりすべりやすいため、慎重に走行してください。

雨の日の高速走行などでは、タイヤと路面のあいだに水膜が発生し、ハンドル
やブレーキが効かなくなるおそれがあるので、スピードは控えめにしてくださ
い。

走行中のエンジン回転数について

次の場合、走行中にエンジン回転数が高くなることがあります。これは走行状況
にあわせてシフトアップの制限、またはシフトダウンの実施を自動的に行うため
で、急加速を示すものではありません。

車両が上り坂、または下り坂を走行していると判断したとき

アクセルペダルを離したとき

エンジン出力の抑制について(ブレーキオーバーライドシステム)

アクセルペダルとブレーキペダルが同時に踏まれたとき、エンジン出力を抑制
する場合があります。

ブレーキオーバーライドシステム作動中は、マルチインフォメーションディス
プレイにメッセージが表示されます。表示された画面の指示に従ってください。

上り坂の発進のしかた

知識

1
2
3

120

4-1. 運転にあたって

マルチインフォメーションディスプレイに「ブレーキオーバーライドシステム故
障 販売店で点検してください」が表示されたとき

システムの異常が考えられます。ただちにトヨタ販売店で点検を受けてくださ
い。

急発進の抑制について(ドライブスタートコントロール)

次のような通常と異なる操作が行われた場合、エンジン出力を抑制する場合が
あります。

・ アクセルペダルを踏み込んだまま、シフトレバーを操作した(R から D、D

から R、N から R、P から D、P から R)とき。

(D は S ポジションを含む)

この場合、マルチインフォメーションディスプレイに「アクセルを戻してく
ださい」が表示されます。表示された画面の指示に従ってください。

・ 後退時にアクセルペダルを踏みすぎたとき。

ドライブスタートコントロールが作動していると、ぬかるみや新雪などか
らの脱出が困難な場合があります。そのようなときは、TRC の作動を停止

(→ P. 226)することにより、ドライブスタートコントロールが停止し、脱

出しやすくなります。

マルチインフォメーションディスプレイに「ドライブスタートコントロール故障
販売店で点検してください」が表示されたとき

システムの異常が考えられます。ただちにトヨタ販売店で点検を受けてくださ
い。

運転者標識の取り付け

磁石式の初心運転者標識や高齢運転者標識などを樹脂バンパーやアルミボデー
部に取り付けることはできません。

オーバーヒートについて

次のようなきびしい走行状況ではオーバーヒートになるおそれがあります。

暑い日に長い上り坂を走行する

高速走行直後に急減速や急停止をする

121

4

運転

4-1. 運転にあたって

警告

次の警告をお守りください。お守りいただかないと重大な傷害におよぶか、最悪
の場合死亡につながるおそれがあります。

発進するとき

エンジンがかかったまま停車しているときは、常にブレーキペダルを踏んでく
ださい。クリープ現象で車が動き出すのを防ぎます。

運転するとき

踏み間違いを避けるため、ブレーキペダルとアクセルペダルの位置を把握しな
い状態で運転しないでください。

・ アクセルペダルをブレーキペダルと間違えて踏むと、車が急発進して思わ

ぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお
それがあります。

・ 後退するときは体をひねった姿勢となるため、ペダルの操作がしにくくな

ります。ペダル操作が確実にできるよう注意してください。

・ 車を少し移動させるときも正しい運転姿勢をとり、ブレーキペダルとアク

セルペダルが確実に踏めるようにしてください。

・ ブレーキペダルは右足で操作してください。左足でのブレーキ操作は緊急

時の反応が遅れるなど、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。

燃えやすいものの上を走行したり、可燃物付近に車を停めたりしないでくだ
さい。排気管や排気ガスは高温になり、可燃物が近くにあると火災になるおそ
れがあり危険です。

通常走行時は、走行中にエンジンを停止しないでください。走行中にエンジン
を停止してもハンドルやブレーキの操作は可能ですが、操作力補助がなくなり
ハンドルとブレーキの操作が困難になります。安全を確認した上で、すみやか
に道路脇に停車してください。
なお、通常の方法で車両を停止することができないような非常時は、P. 314
を参照してください。

急な下り坂では、エンジンブレーキを使用してスピードを下げてください。
フットブレーキを連続して使いすぎると、ブレーキがオーバーヒートして正常
に機能しなくなります。(→ P. 140)

122

4-1. 運転にあたって

警告

次の警告をお守りください。お守りいただかないと重大な傷害におよぶか、最悪
の場合死亡につながるおそれがあります。

運転するとき

走行中はハンドル・シート・ドアミラー・インナーミラーの調整をしないでく
ださい。
運転を誤るおそれがあります。

すべての乗員は頭や手、その他の体の一部を車から出さないようにしてくだ
さい。

オフロード走行をしないでください。
やむを得ずオフロードを走行するときは、慎重に運転してください。
また 4WD 車でも、この車は本格的なオフロード走行を目的とした車両では
ありません。

渡河などの水中走行はしないでください。
電装品のショートやエンジンの破損など、重大な車両故障の原因になるおそれ
があります。

シートの上や付近に荷物を置いて走行しないでください。
急ブレーキをかけたときや、旋回しているときなどに荷物が飛び出したりして
乗員にあたったり、荷物を破損したり、荷物に気をとられたりして、思わぬ事
故につながるおそれがあり危険です。

すべりやすい路面を運転するとき

急ブレーキ・急加速・急ハンドルはタイヤがスリップし、車両の制御ができな
くなるおそれがあります。

急激なアクセル操作、シフト操作によるエンジンブレーキやエンジン回転数の
変化は、車が横すべりするなどのおそれがあります。

水たまり走行後はブレーキペダルを軽く踏んでブレーキが正常に働くことを
確認してください。ブレーキパッドがぬれるとブレーキの効きが悪くなった
り、ぬれていない片方だけが効いたりしてハンドルをとられるおそれがあり
ます。

123

4

運転

4-1. 運転にあたって

警告

次の警告をお守りください。お守りいただかないと重大な傷害におよぶか、最悪
の場合死亡につながるおそれがあります。

シフトレバーを操作するとき

シフトレバーを前進側のシフトポジションに入れたまま惰性で後退したり、R
に入れたまま惰性で前進することは絶対にやめてください。
エンジンが停止し、ブレーキの効きが悪くなったり、ハンドル操作が重くなっ
たりして、思わぬ事故や故障の原因となるおそれがあります。

車両が動いているあいだは、シフトレバーを P に入れないでください。
トランスミッションにダメージを与えたり、車両のコントロールができなくな
るおそれがあります。

車両が前進しているあいだは、シフトレバーを R に入れないでください。
トランスミッションにダメージを与えたり、車両のコントロールができなくな
るおそれがあります。

車両が後退しているあいだは、シフトレバーを前進側のシフトポジションに入
れないでください。
トランスミッションにダメージを与えたり、車両のコントロールができなくな
るおそれがあります。

走行中にシフトレバーを N にすると、トランスミッションとエンジンの動力伝
達が解除され、エンジンブレーキが効かなくなります。

アクセルペダルを踏み込んだまま操作しないように気を付けてください。
シフトレバーが P または N 以外にあると、車が急発進し、思わぬ事故につな
がるおそれがあり危険です。

124

4-1. 運転にあたって

警告

次の警告をお守りください。お守りいただかないと重大な傷害におよぶか、最悪
の場合死亡につながるおそれがあります。

継続的にブレーキ付近から警告音(キーキー音)が発生したとき

できるだけ早くトヨタ販売店で点検を受け、ブレーキパッドを交換してくださ
い。必要なときにパッドの交換が行われないと、ディスクローターの損傷につ
ながる場合があります。

パッドやローターなどの部品は、役割を果たすと共に摩耗していきます。摩耗
の限界をこえて走行すると故障を引き起こすばかりでなく、事故につながるお
それがあり危険です。

停車するとき

空ぶかしをしないでください。
シフトレバーが P または N 以外にあると、車が急発進して思わぬ事故につ
ながるおそれがあり危険です。

車が動き出すことによる事故を防ぐため、エンジン回転中は常にブレーキペダ
ルを踏み、必要に応じてパーキングブレーキをかけてください。

坂道で停車するときは、前後に動き出して事故につながるのを防ぐため、
常にブレーキペダルを踏み、必要に応じてパーキングブレーキをかけてくだ
さい。

停車中に空ぶかしをしないでください。排気管が過熱し、可燃物が近くにある
と火災につながるおそれがあり危険です。

125

4

運転

4-1. 運転にあたって

警告

次の警告をお守りください。お守りいただかないと重大な傷害におよぶか、最悪
の場合死亡につながるおそれがあります。

駐車するとき

炎天下では、メガネ・ライター・スプレー缶・炭酸飲料の缶などを車内に放置
しないでください。放置したままでいると、次のようなことが起こるおそれが
あり危険です。

・ ライターやスプレー缶からガスがもれたり、出火する
・ プラスチックレンズ・プラスチック素材のメガネが、変形またはひび割れ

を起こす

・ 炭酸飲料の缶が破裂して車内を汚したり、電気部品がショートする原因に

なる

ライターを車内に放置したままにしないでください。ライターをグローブボッ
クスなどに入れておいたり、車内に落としたままにしておくと、荷物を押し込
んだりシートを動かしたときにライターの操作部が誤作動し、火災につながる
おそれがあり危険です。

ウインドウガラスなどには吸盤を貼り付けないでください。また、インストル
メントパネルやダッシュボードの上に芳香剤などの容器を置かないでくだ
さい。
吸盤や容器がレンズの働きをして、車両火災につながるおそれがあり危険です。

シルバー色などの金属蒸着フィルムを曲面ガラスに貼った場合は、ドアやウイ
ンドウを開けたまま放置しないでください。直射日光が曲面ガラスの内側に反
射し、レンズの働きをして火災につながるおそれがあり危険です。

車から離れるときは、必ずパーキングブレーキをかけ、シフトレバーを P にし
てエンジンを停止し、施錠してください。
エンジンがかかっているあいだは、車から離れないでください。
パーキングブレーキをかけずにシフトレバーを P にした状態では、車が動き
思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。

エンジン回転中または停止直後は排気管にふれないでください。
やけどをするおそれがあります。

126

4-1. 運転にあたって

警告

次の警告をお守りください。お守りいただかないと重大な傷害におよぶか、最悪
の場合死亡につながるおそれがあります。

仮眠するとき

必ずエンジンを停止してください。
エンジンをかけたまま仮眠すると、無意識にシフトレバーを動かしたり、アク
セルペダルを踏み込んだりして、事故やエンジンの異常過熱による火災が発生
するおそれがあります。さらに、風通しの悪い場所に停めると、排気ガスが車
内に侵入し、重大な健康障害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれが
あります。

ブレーキをかけるとき

ブレーキがぬれているときは、普段よりも注意して走行してください。
ブレーキがぬれていると、制動距離が長くなり、ブレーキのかかりに、左右の
違いが出るおそれがあります。また、パーキングブレーキがしっかりとかから
ないおそれもあります。

ブレーキ倍力装置が機能しないときは、他の車に近付いたりしないでくださ
い。また、下り坂や急カーブを避けてください。この場合ブレーキは作動しま
すが、通常よりも強く踏む必要があります。また制動距離も長くなります。た
だちにブレーキの修理を受けてください。

万一エンジンが停止したときは、ブレーキペダルをくり返し踏まないでくださ
い。ペダルを踏むたびに、ブレーキのアシスト力の蓄えを使い切ってしまいま
す。

ブレーキシステムは 2 つの独立したシステムで構成されており、一方の油圧シ
ステムが故障しても、もう一方は作動します。この場合、ブレーキペダルを通
常より強く踏む必要があり、制動距離が長くなります。ただちにブレーキの修
理を受けてください。

万一脱輪したとき(4WD 車)

いずれかのタイヤが宙に浮いているときは、むやみに空転させないでください。
駆動系部品の損傷や、車両の飛び出しによる思わぬ事故につながるおそれがあ
ります。

 

 

 

 

 

 

 

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