Suzuki Baleno (2017 year). Manual japanese - part 8

 

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Suzuki Baleno (2017 year). Manual japanese - part 8

 

 

運転する前に/シートベルト

3-42

3

■ ISOFIXタイプのお子さま用シートの、サイズ等級について

サイズ等級は、お子さま用シートに表示される分類記号です。次の一覧表をご覧くださ
い。

※キャリコットとは、お子さまを寝かせた姿勢で横向きに取り付けることができるベ

ビーシートの一つです。
詳しくは、お子さま用シートの製造元または販売店にご相談ください。

サイズ等級

説明

A

ISO/F3

全高前向き幼児用チャイルドシート

B

ISO/F2

低型前向き幼児用チャイルドシート

B1

ISO/F2X

低型前向き幼児用チャイルドシート
(ISO/F2とは別形状)

C

ISO/R3

大型後ろ向き幼児用チャイルドシート

D

ISO/R2

小型後ろ向き幼児用チャイルドシート

E

ISO/R1

後ろ向き乳児用チャイルドシート

F

ISO/L1

左向き位置用チャイルドシート(キャリコット※)

G

ISO/L2

右向き位置用チャイルドシート(キャリコット※)

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転する前に/シートベルト

3-43

3

UN R44 の基準に適合するお子さま用シートの、座席位置別適合性
一覧表

■ シートベルトによる固定

<上表に記入する文字の説明>
U

:この質量グループでの使用を許可された汎用(ユニバーサル)カテゴリーのお子

さま用シートに適しています。

UF :この質量グループでの使用を許可された汎用(ユニバーサル)カテゴリーの前向

きお子さま用シートに適しています。

X

:お子さま用シートの取り付けには適していません。

シートベルトを使用してお子さま用シートを取り付けるときは、3-45 ページの「お
子さま用シートの シートベルトによる固定」を
お読みください。

ISOFIXタイプのお子さま用シートの種類によっては、上表の質量グループでの使用に
適していても、取り付けができない場合があります。詳しくは、次ページの「ISOFIX
対応チャイルドシート固定専用金具による固定」を
お読みください。

質量グループ

着席位置

助手席

後席外側

後席中央

グループ0

(10 kgまで)

X

U

U

グループ0+

(13 kgまで)

X

U

U

グループⅠ

(9∼18 kg)

UF

U

U

グループⅡ

(15∼25 kg)

UF

UF

UF

グループⅢ

(22∼36 kg)

UF

UF

UF

表に記載されていないお子さま用シートを使用する場合は、お子さま用シートの製
造元または販売店にご相談ください。

取り付けるときは、お子さま用シートに付属の取扱説明書をあわせてお読みくださ
い。

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転する前に/シートベルト

3-44

3

■ ISOFIX対応チャイルドシート固定専用金具による固定

<上表に記入する文字の説明>
IUF :この質量グループでの使用を許可された汎用(ユニバーサル)カテゴリーの

ISOFIX対応前向きお子さま用シートに適しています。

IL

:この質量グループでの使用を許可された準汎用(セミユニバーサル)カテゴリー

の「スズキ純正ベビーシート」に適しています。

X

:ISOFIX対応お子さま用シートの取り付けには適していません。固定専用金具を使

わずにシートベルトを使用して固定してください。3-45 ページの「お子さま用
シートの シートベルトによる固定」
をお読みください。

N.A.:この位置にはチャイルドシート固定専用金具が装備されていないため、ISOFIX

タイプのお子さま用シートを取り付けることはできません。

チャイルドシート固定専用金具を使用してお子さま用シートを取り付けるときは、
3-47ページの「ISOFIX対応チャイルドシート固定専用金具」をお読みください。

質量グループ

サイズ等級

チャイルドシート固定専用金具の位置

助手席

後席外側

後席中央

キャリコット

F

ISO/L1

N.A.

X

N.A.

G

ISO/L2

N.A.

X

N.A.

グループ0(10kgまで)

E

ISO/R1

N.A.

IL

N.A.

グループ0+(13kgまで)

E

ISO/R1

N.A.

IL

N.A.

D

ISO/R2

N.A.

IL

N.A.

C

ISO/R3

N.A.

IL

N.A.

グループⅠ(9∼18kg)

D

ISO/R2

N.A.

IL

N.A.

C

ISO/R3

N.A.

IL

N.A.

B

ISO/F2

N.A.

IL、IUF

N.A.

B1

ISO/F2X

N.A.

IL、IUF

N.A.

A

ISO/F3

N.A.

IL、IUF

N.A.

グループⅡ(15∼25kg)

N.A.

X

N.A.

グループⅢ(22∼36kg)

N.A.

X

N.A.

表に記載されていないお子さま用シートを使用する場合は、お子さま用シートの製
造元または販売店にご相談ください。

取り付けるときは、お子さま用シートに付属の取扱説明書をあわせてお読みくださ
い。

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転する前に/シートベルト

3-45

3

i-Size(※)チャイルドシートの
座席位置別適合性一覧表

<上表に記入する文字の説明>
i-U :前向きおよび、後ろ向きのお子さ

ま用シートに適しています。

N.A.:お子さま用シートの取り付けには

適していません

※i-Size は、ISOFIX の使用を前提とし、

乳 幼 児(お 子 さ ま)の 頭 頸 部(頭 や
首)をしっかりと保護する構造を備え
たチャイルドシートの安全基準です。
従来の体重を基準としたグループ分け
ではなく、身長を基準にグループ分け
されています。

お子さま用シートは、お子さまの年齢
や体格にあった適切なものを選んでく
ださい。
→ 3-40ページ(お子さま用シートの

選択について)

ISOFIXタイプのお子さま用シート(別
売り)を取り付けるときは、3-47ペー
「ISOFIX対応チャイルドシート固
定専用金具」
をお読みください。

着席位置

助手席

後席

外側左

後席

外側右

後席
中央

i-Size

チャイル
ドシート

N.A.

i-U

i-U

N.A.

助手席には、ベビーシートなどの後
ろ向きお子さま用シートを取り付け
ないでください。助手席 SRS  エア
バッグがふくらむと、お子さま用シー
トの背面に強い衝撃が加わり、生命
に関わる重大な傷害を受けるおそれ
があります。

やむをえず助手席にチャイルドシー
トおよびジュニアシートを取り付け
るときは、助手席を一番および後ろ
に下げ、前向きに取り付けてくださ
い。

80J027

お子さま用シートの

シートベルトによる固定

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転する前に/シートベルト

3-46

3

固定のしかた

この項目では、お子さま用シートを後席
に取り付ける手順を説明しています。助
手席に取り付ける場合は、次のこともあ
わせて確認してください。

助手席は、一番後ろに下げてくださ
い。

ラゲッジシェルフを外します。
→ 5-16ページ

(ラゲッジシェルフ)

ヘッドレストは、お子さま用シート
に当たらない高さに調節するか取り
外します。
→ 3-30ページ(ヘッドレストの高

さ調節と取り外し・取り付け)

54M2020

座席が確実に固定されているか確認
します。

お子さま用シートに付属の取扱説明
書にしたがって、所定の部位にシー
トベルトを通します。

カチッと音がするまで、タングプ
レート(1)をバックル(2)にしっ
かりと差し込みます。

68PJ30094

上図のお子さま用シートは代表例で
す。

お子さま用シートにシートベルト固
定機構もロッキングクリップも備
わっていない場合は、ロッキングク
リップ(市販品)を使用してしっか
りと固定します。

72M00172

上図のロッキングクリップ(市販品)
は代表例です。

ヘッドレストを調節してもお子さま用
シートに当たる場合は、ヘッドレスト
を取り外してください。ヘッドレスト
に当たった状態ではお子さま用シート
が確実に固定されないため、衝突のと
きなどにお子さまが重大な傷害を受け
るおそれがあります。

1

2

(1)

3

4

5

(1)

(2)

6

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転する前に/シートベルト

3-47

3

お子さま用シートを前後左右にゆ
すって、確実に固定されているか確
認します。

確実に固定できない場合は、お子
さま用シートに付属の取扱説明書
をご確認いただくか、お子さま用
シートを購入された販売店にご相
談ください。

ラゲッジシェルフをもとにもどしま
す。

ISOFIX 対応チャイルドシート
固定専用金具

後席の左右席には、UN R44(※1)の
基準に適合した ISOFIX(※2)タイプの
お子さま用シート(別売り)を固定する
ための専用金具が装備されています。

座面と背もたれの間にある金具が、
ISOFIX対応チャイルドシート固定用ア
ンカー(以下ISOFIXアンカーと略す)
です。

背もたれの裏側にある金具が、チャイ
ルドシート固定用テザーアンカー(以
下テザーアンカーと略す)です。

※1 UN R44とは、お子さま用シートに

関する国際法規です。

※2 ISOFIXとは、お子さま用シートの

固定装置の大きさや取り付け方法
を統一した国際標準化機構【ISO

(※3)】の規格です。

※3 ISOとは、International Organiza-

tion  for  Standardization(イン
ターナショナル オーガニゼイショ
ン フォー スタンダーディゼイショ
ン)の略です。

<スズキ純正用品の場合>

シートベルト固定機構またはロッキン
グクリップでお子さま用シートを確実
に固定しないと、急ブレーキをかけた
ときや衝突時に、お子さまが重大な傷
害を受けるおそれがあります。

お子さま用シートは、確実に固定して
ください。急ブレーキをかけたときや
衝突時に、お子さまが重大な傷害を受
けるおそれがあります。

7

8

ISOFIX

アンカー

テザー

アンカー

ISOFIXタイプの
ベビーシート

(後ろ向きに固定)

(使用)

(使用)

ISOFIXタイプの
チャイルドシート

(前向きに固定)

(使用)

(使用)

ISOFIX対応お子さま用

シートの固定

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転する前に/シートベルト

3-48

3

お子さま用シートは、お子さまの年齢
や体格にあった適切なものを選んでく
ださい。
 3-40ページ(お子さま用シートの

選択について)

ISOFIXタイプのお子さま用シートは、
シートベルトで固定する必要がありま
せん。

シートベルトで固定するお子さま用
シートを取り付けるときは、3-45ペー
ジの「お子さま用シートの シートベル
トによる固定」
をお読みください。

■ 固定のしかた

ラゲッジシェルフを外します。
→ 5-16ページ

(ラゲッジシェルフ)

ISOFIX アンカー(1)の位置を確認
します。

座面と背もたれのすきまにありま
す。

68PJ30044

上図の後席は代表例です。お車のタイ
プにより異なります。

テザーアンカー(3)の位置を確認
します。

背もたれの裏側にあります。

68PJ30043

上図の後席は代表例です。お車のタイ
プにより異なります。

(1) ISOFIXアンカー (2)マーク

1

2

(1)

(2)

ISOFIX アンカーがある付近のクッ
シ ョ ン に は、上 図 の よ う な マ ー ク
(2)がついています。

(3) テザーアンカー

3

(3)

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転する前に/シートベルト

3-49

3

後席のヘッドレスト(4)は、お子
さま用シートに当たらない高さに調
節するか取り外します。
→ 3-30ページ(ヘッドレストの高

さ調節と取り外し・取り付け)

54M2037

座席が確実に固定されているか確認
します。

お子さま用シートに付属の取扱説明
書にしたがって、お子さま用シート
のコネクター(5)を ISOFIX アン
カー(6)へ差し込みます。

68PJ30045

上図の後席は代表例です。お車のタイ
プにより異なります。

テザーベルトを使用する場合、次の
ようにしてテザーアンカーへ取り付
けます。

ヘッドレストを取り付けていると
きは、図(代表例)のように持ち
上げたヘッドレストと背もたれの
間を通す。

80J4034

ヘッドレストを調節してもお子さま用
シートに当たる場合は、ヘッドレスト
を取り外してください。ヘッドレスト
に当たった状態ではお子さま用シート
が確実に固定されないため、衝突のと
きなどにお子さまが重大な傷害を受け
るおそれがあります。

4

(4)

5

(5) コネクター

(6)ISOFIXアンカー

6

(5)

(6)

7

テザーベルト1本の場合

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転する前に/SRSエアバッグ

3-50

3

80J4035

お子さま用シートを前後左右にゆ
すって、確実に取り付けられている
か確認します。

ラゲッジシェルフをもとにもどしま
す。

SRSエアバッグシステムとは

SRS と は Supplemental  Restraint
System(サプリメンタル レストレイン
ト システム)の略で、補助拘束装置の意
味です。

メーター内の SRS エアバッグ警告灯
は、エンジンスイッチが 

  のとき

に、次のような状況になると点灯しま
す。点灯した場合は、スズキサービス
工場で点検を受けてください。
・SRSエアバッグが作動したとき
・SRS エアバッグの電子制御システム

に異常があるとき

→ 3-64ページ

(SRSエアバッグ警告灯)

68PJ30025

お子さま用シートを取り付けるとき
は、ISOFIX アンカーやテザーアン
カー周辺にシートベルトや異物など
がないか確認してください。シート
ベルトなどがかみ込むと、お子さま
用シートが正しく固定されず、衝突
のときなどにお子さまが重大な傷害
を受けるおそれがあります。

荷物の固定などに、ISOFIXアンカー
やテザーアンカーを使用しないでく
ださい。アンカーが曲がったり損傷
したりすると、お子さま用シートが
正しく固定されず、衝突のときなど
にお子さまが重大な傷害を受けるお
それがあります。

テザーベルト2本の場合

8

9

この車は、イベントデータレコーダー

(EDR)システムにより、SRSエアバッ

グが作動したときのデータを記録・蓄
積します。
 データの記録について

SRSエアバッグ

SRSエアバッグ車を

運転するときは

ON

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転する前に/SRSエアバッグ

3-51

3

■ 運転席・助手席 SRS エアバッ

グシステム

エンジンスイッチが 

  の場合に、車

の前方向から強い衝撃を受け、シートベ
ルトを着用していてもハンドルや助手席
側インパネに顔面が当たるような強い衝
突のときに、運転席・助手席 SRS エア
バッグが瞬時にふくらむ構造になってい
ます。

運転席・助手席 SRS エアバッグシステ
ムは、ふくらんだ SRS エアバッグが
クッションの役割をして、シートベル
トを着用した運転席・助手席乗員の主
に顔面への衝撃を軽減する効果があり
ます。

80J090

シートベルトは必ず着用してくださ
い。

→ 3-35ページ

(シートベルトの着用のしかた)

51K0007

ON

SRS エアバッグシステムは、シート
ベ ル ト に 代 わ る も の で は あ り ま せ
ん。シ ー ト ベ ル ト と 併 用 す る こ と
で、その効果を発揮するシートベル
トの補助拘束装置です。したがって
SRS エアバッグシステムが装備され
ている車であっても、シートベルト
を必ず着用してください。

シートベルトは正しい姿勢で正しく着
用してください。シートベルトを正し
く着用しないと、SRS エアバッグの効
果が十分発揮できません。

助手席SRSエアバッグは、助手席に乗
員がいなくても、運転席SRSエアバッ
グと同時にふくらみます。

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転する前に/SRSエアバッグ

3-52

3

表示と収納場所

SRS AIRBAG の表示がある付近に収納

されています。

■ 運転席SRSエアバッグ

68PJ30026

■ 助手席SRSエアバッグ

68PJ30027

エアバッグの収納部分に傷がついて
いたり、ひび割れがあったりすると
きは、スズキサービス工場で交換し
てください。エアバッグが正常に作
動しないおそれがあります。

エアバッグの収納場所を強打したり、
衝撃を加えたりしないでください。ま
た、前席ドアを窓ガラスが割れるほ
ど強く閉めないでください。エアバッ
グが正常に作動しなくなったり誤っ
てふくらんだりして、思わぬ傷害を
受けるおそれがあります。

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転する前に/SRSエアバッグ

3-53

3

着座姿勢

運転者および助手席の同乗者は、シート
に奥深くすわり、背もたれに背中を軽く
つけてください。また、シートを前方に
出しすぎないようにシートの位置を調節
してください。
とくに助手席の同乗者は、後席の同乗者
のさまたげにならない位置までシートを
後方に移動し、助手席SRSエアバッグか
らできるだけ離れてすわってください。
→ 3-27ページ(正しい運転姿勢)

80J177

お子さま用シートの取り付け

 2-6 ページ(お子さま用シートの使

用について)

 3-45 ページ(お子さま用シートの

シートベルトによる固定)

→ 3-40ページ(お子さま用シートの選

択について)

SRS エアバッグシステムを
正常に機能させるために

SRSエアバッグがふくらむ範囲にものが
あると、ものが飛ばされたり SRS エア
バッグが正常にふくらまなくなったりす
るおそれがあります。

ɅȫȟᢌȢ௽ȟ
ɝʙʽʓʵ଩ͽ
ȟഒȾᚐȽțɞ

ᑔ˹ɥᑔɕȲɟ
ȾᢌȢȷȤɞ

ɅȩȟͩɆȠɜȭ
ʤʊʵ᭒ɥᡍɓȻȠȾ
ͺᛀȟȕɞ

ʁ˂ʒȾ຅
ȢȬɢɞ

サスペンションを改造しないでくだ
さい。車高やサスペンションの硬さ
が変わると、SRS エアバッグの誤作
動の原因になります。

車両前部にスズキ純正品以外の部品
を装着しないでください。スズキ純
正品以外で車両前部を改造すると、
SRS エアバッグが正常に作動しなく
なるおそれがあります。

無線機などを取り付けるときは、ス
ズキ販売店またはスズキ代理店にご
相談ください。無線機の電波などが
SRS エアバッグのコンピューターに
悪影響をあたえるおそれがあります。

SRS エアバッグが作動しない程度の
事故であっても、事故後はスズキサー
ビス工場で点検を受けてください。シ
ステム本来の機能が損なわれている
と、万一のときに SRS エアバッグの
効果が十分に発揮できないおそれが
あります。

SRSエアバッグシステムの

取扱い

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転する前に/SRSエアバッグ

3-54

3

■ 運転席SRSエアバッグについて

80J094

■ 助手席SRSエアバッグについて

SRS エアバッグは、その機能に影響
をあたえる部品に手を加えると、思
いがけないときにふくらんだり、必
要なときに正常に作動しなくなった
りすることがあります。次のような
場合は、システムに悪影響をおよぼ
しますので、事前にスズキ販売店ま
たはスズキ代理店にご相談ください。
・ハンドルの取り外し、ハンドルま

わりの修理など

・イ ン パ ネ ま わ り、セ ン タ ー コ ン

ソール付近の修理および電気配線
の修理

・オーディオ用品などの取り付け
・ダッシュボード周辺の板金塗装お

よび修理

・前席の交換およびシートまわりの

修理

・センターピラーまわりの修理

ハンドルにもたれかかるなどして、
SRS エアバッグ収納部に手や顔、胸
などを近づけないでください。SRS
エアバッグが作動したときの強い衝
撃で、重大な傷害を受けるおそれが
あります。

ハンドルを交換する、ハンドルのパッ
ド部にステッカーを貼る、色をぬる、
カバーで覆うなどの改造をしないで
ください。万一のときにSRSエアバッ
グが正常にふくらまなくなるおそれが
あります。

助手席に乗車するときや、お子さま
を乗せるときは、必ず次のことをお
守りください。守らないと SRS エア
バッグが作動したときの強い衝撃で、
重大な傷害を受けるおそれがありま
す。
・インパネの SRS エアバッグ収納部

に手足を置いたり、顔や胸などを
近づけたりしないでください。

・ お子さまを SRS エアバッグ収納部

の前に立たせたり、ひざの上に抱い
てすわったりしないでください。お
子さまは後席に乗せて、シートベル
トを着用させてください。

80J095

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転する前に/SRSエアバッグ

3-55

3

作動したとき

エアバッグは、高温のガスで瞬時にふ
くらみます。事故の発生状況や乗員の
姿勢によっては、擦過傷、打撲、やけ
どなどを負うことがあります。

ふくらんだエアバッグは、すぐにしぼ
む構造になっています。

・シートベルトを正しく着用できな

いお子さまは、お子さま用シート
をご使用のうえ、後席に乗せてく
ださい。
→ 2-6ページ(お子さま用シート

の使用について)

→ 3-40ページ(お子さま用シー

トの選択について)

エアバッグ収納部およびその周辺に
は、ステッカーを貼ったり色をぬっ
たりしないでください。また、アクセ
サリーや芳香剤、ETC 車載器やポー
タブルカーナビなどを取り付けたり
置いたり、傘などを立てかけたりし
ないでください。

80J096

エアバッグ周辺の収納スペースには、
大きなものを置かないでください。

フロントガラスやルームミラーにア
クセサリー(スズキ純正用品を除く)
などを取り付けないでください。

エアバッグが作動したあとは、エア
バッグの構成部品に触れないでくださ
い。作動直後は構成部品が熱くなり、
やけどのおそれがあります。

エアバッグが作動すると大きな音がし
て白い煙のようなガスが出ますが、火
災ではありません。また、人体への影
響もありません。
ただし、残留物が目や皮膚などに付着
したときは、できるだけ早く水で洗い
流してください。皮膚の弱い方などは、
まれに皮膚を刺激する場合があります。

作動したプリテンショナーおよびエア
バッグは再使用できません。スズキ
サービス工場で交換してください。

SRSエアバッグシステムの作動

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転する前に/SRSエアバッグ

3-56

3

こんなとき作動します

■ 運転席・助手席SRSエアバッグ

衝突しても変形や移動をしない構造物
(コンクリートの壁など)に、約 25
km/h以上の速度で正面衝突したとき

80J097

車両の前方約30゜以内の方向から、上
図と同等の強い衝撃を受けたとき

80J098

こんなとき作動することが
あります

■ 運転席・助手席SRSエアバッグ

車体下部に強い衝撃を受けると、多くの
場合作動します。

縁石や中央分離帯などに衝突したとき

80J099

深い穴や溝などに落ちたとき

80J100

ジャンプして地面にぶつかったり、道
路から落下したりしたとき

80J101

ጙ³°ā

ጙ³°ā

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転する前に/SRSエアバッグ

3-57

3

こんなとき、衝撃が強いと
作動する場合もあります

■ 運転席・助手席SRSエアバッグ

後方、横方向からの衝突、横転などでは
基本的に作動しませんが、衝撃が強いと
まれに作動する場合があります。

後方からの衝突

80J120

横方向からの衝突

80J119

横転や転覆をしたとき

80J110

こんなとき作動しないことが
あります

■ 運転席・助手席SRSエアバッグ

衝突の相手が移動したり、車体が大きく
変形したりして衝撃が吸収されたとき
や、衝突の角度が前方約30゜を超えると
き、多くの場合は作動しません。

停車している同程度の重さの車に、50
km/h程度、もしくはそれ以下の速度で
正面から衝突したとき

80J102

トラックの荷台の下などへもぐり込ん
だとき

80J103

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

 

 

 

 

 

 

 

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